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ポケモンバトルについて語りたいことを語ります。よろしければお付き合いください。

【シングル】フェアリーガーデン使用構築【公式大会】

 お久しぶりです。コナタンです。今回は「フェアリーガーデン」で使用した構築の紹介です。今大会は1カ月前から考察を行い、自ら考察記事を上げるなど気合十分で臨みました。考察記事をご覧になられた方は閲覧ありがとうございました。参考になりましたでしょうか?

 

 今回は私の構築案をカラメルさん(@mugicha_hojicha)にも渡し、私コナタンとカラメルさんのメインロムとサブロム合計4ロムで大会に挑みました。

 

 今回は先に結果を発表します。

  コナタン:メイン23勝7敗(最終レート1691:130位)

       サブ:22勝8敗(最終レート1704:97位)

  カラメル:メイン23勝7敗(最終レート1710:86位)

       サブ:25勝1敗(最終レート1803:5位)

 

 カラメルさんがサブロムでレート1800越えを達成しました。本当におめでとうございます。一方、残りの3ロムはレート1700前後とかなり苦しい結果となりました。敗因の多くはやはり運要素。今まで以上に麻痺、混乱、同速、怯みと多くの不安定要素を含む今大会では、予想通りそれらに苦しめられる結果となりました。また、型の読み違いや対策を切ったメタ要素など、相手とのパーティ相性にも大きく勝敗を左右されました。

 

 以下に使用したパーティの紹介をします。4ロム全て同じパーティを使用しました。

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  基本選出は先発クチート、後発にデデンネサーナイトです。後発デデンネトゲキッスクレッフィデデンネ意識です。今大会では後発トゲキッスの選出率が非常に高く、クチートに死に出ししてくる展開が本当に多かったと思います。そのためデデンネを後発におくことで後出しから炎技などを確3で受けきり、ほっぺすりすりや10万ボルトで攻めていく展開を作る必要がありました。また、クレッフィの電磁波やデデンネのほっぺすりすりの受け先としてもデデンネの後出しが非常に安定しました。

 

 電磁波や威張るなどの運要素が多い大会と言いながら、私のパーティにはラムの実などの異常状態対策を何一つしていません。その理由は、選出の幅を狭めてしまうことを恐れたからです。相手のパーティには必ずクレッフィデデンネトゲキッスなどがいるため、電磁波や威張るなどの運要素を対策するのであれば必然的にラムの実持ちのポケモンは絶対選出となってしまいます。相手の先発クレッフィを嫌うのであれば基本的には先発安定です。それはこちらの選出を大きく制限してしまうことになると考えました。また、ラムの実は受け身の持ち物であるため、腐ることも多いと考えました。そのため電磁波やほっぺすりすりはデデンネによってタイプで受ける、威張るは対策を切ることで、技や持ち物、選出の幅を広げました。実際、クレッフィは起点作りとしての役割が多く、威張るの採用率は低かったように思います。この判断は決して間違っていなかったと思います。

 

 以下に単体の紹介をします。今回はレベル30での調整のため少し複雑な努力値配分となっています。

 

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デデンネ@オボンの実

特性:ほおぶくろ

控え目:B12C208D40S244(めざ毒個体:B30C30D30)

技:10万ボルト、目覚めるパワー毒、仲間づくり、ほっぺすりすり

 

HB:陽気A252メガクチートのアイヘを仲間づくり+オボン込みで確3

C:無振りデデンネをめざパ毒で確2=オボン込み確3

HD:臆病サーナイトのシンクロノイズを50%の乱数で耐える

S:同族意識の最速(最速80族+4)

 

 以前、考察記事に書きましためざ毒を採用したデデンネです。その際、めざ毒はデデンネミラーとエルフーンへの対策と書きました。しかし、この大会を通じてエルフーンへの明確な対策にはなっていないと感じました。その理由はH252振りのエルフーンにはめざ毒を耐えられてしまうからです。そこから宿木の種身代わり守るのループを作られてしまいます。また、追い風脱出からメガクチートが出てくる展開にも弱くエルフーンがいるパーティには初手デデンネが安定しません。

 そのため、後発に置いてトゲキッスクレッフィデデンネへ後出しする立ち回りのほうが使いやすいと感じました。後発のトゲキッスを意識して、わずかなHPでも残しておく価値があり、不意打ちやアクアジェットの圏外であるデデンネが最後の詰め筋となる場面も多くありました。

 

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クチートクチートナイト

特性:怪力ばさみ→力持ち

陽気:H236B12S252

技:アイアンヘッド、不意打ち、挑発、身代わり

 

HB:陽気A252マリルリのA6アクジェ確定耐え、陽気A252クチートのアイヘ+不意打ち確定耐え

HD:臆病C252メガサーナイトのシンクロノイズ確3、臆病C252トゲキッスの持ち物無し大文字確定耐え

S:同族意識の最速、グランブルプクリンも意識

 

 挑発を入れることにより先発での役割が一気に広がります。その際、怪力ばさみは相手のクチートグランブル、トレースサーナイト、かちきプクリンなどに左右されず、安定して対等以上の勝負をすることが出来ます。また、デデンネとの対面では仲間づくりや甘えるを読んでメガシンカをせずに身代わりを張るという立ち回りが非常に強く、そのためにも怪力ばさみの意味があります。

 挑発は先発のエルフーン、メレシーの対策以上に、サーナイトのメタとしての意味が大きくあります。クチートサーナイトの対面は決してクチート側が有利ではありません。迂闊にアイアンヘッドを打つと、先手で道連れを打たれたり、身代わり金縛りによりアイアンヘッドを封じられたりしてしまいます。そこで対面から挑発を入れることによりこれらの展開を対策することができます。挑発の枠はどくどくや砂嵐と言った固定ダメージ技も候補となります。また、大会では岩石封じを覚えたクチートなども見かけました。

 

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マリルリ@突撃チョッキ

特性:力持ち

陽気:A212B24D12S252

技:滝登り、アクアジェット、じゃれつく、地ならし

 

HB:陽気A無振りクチートのアイヘ+不意打ち確定耐え

HD:C特化眼鏡デデンネの10万ボルト最大乱数以外耐え

S:同族意識の最速、グランブルプクリンも意識

 

 マリルリと言えば腹太鼓アクアジェットですが、この大会では安定しないと考えました。その理由はエルフーンのアンコール、拘りすり替えや威張る電磁波のクレッフィに加えて、デデンネクチート対面では腹太鼓が安定せず、H振りのクチートはA6積みアクジェを耐え、襷もちのサーナイトには返り討ちに合うからです。

 そこで今回はタイマン性能の高い突撃チョッキを持たせたマリルリを採用しました。デデンネサーナイトクチートとの対面から地ならしでSを下げ、上から滝登りやじゃれつくを打って落とします。トゲキッスのエアスラは確定3発ですが、6割の怯みを考慮すると不利な対面であると思います。

 また、突撃チョッキはこだわりすり替えクレッフィへのメタでもあります。チョッキを持ったクレッフィは補助技を使うことが出来ません。しかし、クチート対面では威嚇、デデンネ対面では仲間づくりやほっぺすりすり、また拘りすり替えのクレッフィは少なく、電磁波から入ってくることが多いことから、選出はあまりされませんでした。

 

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サーナイト@気合の襷

特性:トレース

臆病:C252S252

技:シンクロノイズ、金縛り、アンコール、道ずれ

 

S:同族意識の最速

 

 襷サーナイトと言うと後出しから癒しの願いでエースを復活させるサポート役のイメージが強いと思います。しかし、今回は2-1で相手のラストがクチートという状況であれば、特別な場合を除き後出しから勝つことが出来る詰め筋としてのサーナイトを採用しました。

 基本的な流れは、後出しからアイアンヘッドを襷で耐え、次のターン道連れを選択し相手が殴ってきたら勝ち。不意打ちや身代わり、剣の舞の場合はアンコールの後に金縛りをします。相手は次のターン悪あがきしか打てませんので道連れで勝ちとなります。特別な場合と言うのは、交代のターンに炎の牙で火傷を引くこと、岩石封じを打たれること。道連れのターンに挑発、毒毒、砂嵐を打たれることです。

 また、襷もちのサーナイトは太鼓アクジェマリルリのストッパーという役割もあります。しかし、壁やまきびしから太鼓マリルリの展開はクチートデデンネサーナイトの選出にはきつく、この展開で落とした試合もありました。クレッフィの処理をデデンネに任せているため処理速度が遅くクレッフィに仕事をされてしまいました。

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トゲキッス@命の珠

特性:天の恵み

臆病:C252S252

技:エアスラッシュ、火炎放射、アンコール、電磁波

 

C:珠放射で無振りクチート確1、H252クチート低乱数1

S:同族意識の最速

 

 トゲキッスの型は大きく2つに分かれます。先発のトゲキッスはラム持ちで、主にクレッフィを意識した型。後続のトゲキッスは珠や眼鏡などで、主にクチートへの死に出しから炎技の一貫性を作ることが目的です。大会では後続にトゲキッスを置いている人がほとんどでした。私が今回採用したトゲキッスも同様に珠を持たせた後発のトゲキッスとなります。

 もう1つ議論となることが炎技についてです。命中安定であるけれど珠を持ってもH振りのクチートが落とせない火炎放射か、命中不安定ではあるけれど珠を持たせれば確実にクチートを落とすことが出来る大文字かという選択です。私は珠火炎放射を選びました。理由はやはり命中の問題です。今大会は今まで以上に運要素に左右されるルールであるため、命中不安定技の採用はできるだけ避けたいという思いがありました。また、トゲキッスの特性により2割で火傷を引く可能性もあります。

 しかし、ラムでないトゲキッスは麻痺状態になると一気にその強みを失うこと。また基本的にはデデンネに勝てないため、見せ合いで選出を縛られます。そのため、選出はあまりされませんでした。

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クレッフィ@こだわりスカーフ

特性:悪戯心

穏やか:H248C104D140S12

技:ラスターカノン、リフレクター、電磁波、すり替え

 

HD:臆病C252振りトゲキッスの珠大文字を最大乱数以外耐え

C:ラスターカノン2発で耐久無振りクチートが身代わりを張れない、無振りサーナイトトゲキッスラスターカノンで確2

S:スカーフ込みで最速80族抜き

 

 サポート役として先発で安定するこだわりすり替えのクレッフィを採用しました。また、先発のサーナイトトゲキッス対面で不利にならないようHCDを調整しています。そのためSをスカーフ込みで最速80族抜きまで落としています。

 拘りすり替えについてですが、エルフーンよりも遅いということが選出の幅を狭める結果となりました。また、基本的にはクチート対面がつらいということ、デデンネマリルリにすり替えをしてもそのまま10万ボルトや滝登りで押される展開が苦しいことなど不安定要素が多く選出はあまりされませんでした。

 大会で見かけた型としては、光の粘土を持って両壁を張る起点作りの型、瞑想身代わりの積みアタッカー型、意表を突く眼鏡ラスターカノンの速攻アタッカー型などがいました。

 

 自信のある構築ではあったものの、大会のルール上ある程度の運もなければ上にはいけないと考えていました。そうした中でカラメルさんがこのパーティを使用し、勝率約96%、レート1800越えという大きな結果を残してくれたことは、大変うれしく思います。

 ご意見、ご質問がありましたらコメント欄や私のツイッター(@Red_Grave_11)まで連絡をよろしくお願いします。それでは失礼します。

【シングル】フェアリーガーデン考察【公式大会】

 みなさんこんにちは。コナタンです。今回は9月26日から行われる「フェアリーガーデン」という大会の考察記事です。個人的にトップメタと考えている8体のポケモンを紹介します。トップメタはこちらの8体です。

 

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それでは単体考察に入ります。

 

クチート

性格:陽気

 ミラー意識の最速安定。相手のクチートに上を取られるということは3割で行動できないということです。クチート同士の対面が必ず起こるこのルールではSの数値が大きく勝敗に関わります。また、45族で大文字を覚えるプクリン地震を覚えるグランブルも意識する必要があります。

 

特性:威嚇、怪力ばさみ

 威嚇:このルールで威嚇が刺さる主なポケモンマリルリクチートです。特に死に出しからクチートに威嚇を一方的に入れることで、アイアンヘッドの打ち合いに強くなります。

 怪力ばさみ:相手のクチートやトレースサーナイトを強く意識した特性と言えます。死に出しのクチートから威嚇を一方的にもらってしまう展開は避けたいです。そのため、後続のクチートを意識してメガ進化せずに身代わりを張ったり、目の前の相手を倒したりという動かし方が必要になってきます。

 

持ち物:クチートナイト

 

確定技:アイアンヘッド、不意打ち、身代わり

選択技:剣の舞、炎の牙

 

 不意打ち:フェアリーには半減ですが、後攻身代わりから不意打ちで相手を落とし後続に身代わりを残す立ち回りは強く、サーナイトには等倍なのでかなりのダメージが入ります。デデンネのほっぺすりすりにも通ります。また、相手のクチートの不意打ちを透かすためにも入れたい技です。

 身代わり:クチートが身代わりを無償で残すことが出来れば、後続の相手も対面から倒すことが出来るため、大きなアドバンテージとなります。そのため、先発で起点を作りクチートの身代わりを残すという立ち回りがこのルールでの基本的な戦術であると考えています。

 炎の牙:抜群でもアイアンヘッドと威力が10しか変わりませんが、相手のアイアンヘッド耐え調整を崩せます。しかし、それ以上に意識するべきことはサーナイトの金縛りです。金縛りによりアイアンヘッドが封じらてしまうと、不意打ちとの2ウエポンのクチートは相手のサーナイトに何もできません。サブウエポンとして炎の牙を持っていればサーナイトの金縛りに完封されることなくダメージを与えることが出来ます。

 

デデンネ

性格:図太い、穏やか、控え目

 ミラーやメガサーナイトを意識する必要はあまりないと思います。最低でも最速80族抜き、同じ調整のデデンネを意識するならもう+1振ってもいいと思います。

 

特性:ほおぶくろ

 

持ち物:オボンの実

 

確定技:ほっぺすりすり

候補技:仲間づくり、10万ボルト、目覚めるパワー毒、フラッシュ、威張る、ボルチェン

 

 仲間づくり:クチートマリルリのAを下げるだけなら甘えるとの選択となります。しかし、マリルリの腹太鼓はAダウンを無視して6段階上昇となること、また急所でAダウンは無効化されること、クレッフィの悪戯心を消せることまで考えると仲間づくりのほうがより確実な選択肢であると思います。

  目覚めるパワー毒:役割対象は相手のデデンネエルフーン。基本的に相手からの有効打はないため一方的に攻撃することが出来ますが、相手のデデンネも持っていることが想定されるため結局は打ち合いとなります。

 フラッシュ:麻痺と合わせて起点を作ることが出来ます。威張るとの違いは重ねがけができる点と、相手が場にいる限り効果が永続であること。命中が安定していて物理特殊関係なく一貫していることが差別化できる点であると考えています。

  

サーナイト

性格:臆病

 同族であるサーナイトトゲキッスを意識して最速安定です。トゲキッスに先手を取られることだけは避けたいです。

 

特性:トレース:

 クチートの威嚇やクレッフィの悪戯心をトレースできます。特にクレッフィに対しては上から挑発や身代わりが打てるようになるため非常に戦いやすくなります。

 

持ち物:ラムの実、気合の襷、拘り眼鏡、メガ石

 

確定技:シンクロノイズ

候補技:目覚めるパワー地、癒しの願い、電磁波、金縛り、アンコール、身代わり、挑発、道ずれ

 

 シンクロノイズ:この大会のためだけに作られたような技。同じタイプにのみ有効であるデメリット無しの威力120エスパー技です。サーナイトはタイプ一致で使うことが出来ます。このルールにおいては外す理由がありません。

 癒しの願い:HPが削れたり、麻痺状態のクチートを回復させます。襷を持てばクチートへの後出しからアイヘを耐えて確実に癒しの願いが決まります。トゲキッスの攻撃を確3とすることで、後出しから電磁波→癒しの願いとサポートすることもできます。

 金縛り+アンコール:身代わりと合わせて使用し、次のターン金縛りでサーナイトへの有効打を縛ります。アンコールも合わせて使えば相手は悪あがきをすることしかできません。1ウエポンのクレッフィアイアンヘッド+不意打ちのクチートを相手にすることが出来ます。

 挑発:クレッフィとの対面で相手の悪戯心をトレースしていればクレッフィの上から挑発を打つことが出来ます。しかし、相手も挑発を呼んでラスターカノンを打ってくる場面が多いので安易に打つことは避けたいです。

 道ずれ:身代わりを張ったクチートでも対面から確実に倒すことが出来ます。奇襲性もあり非常に強力な技ですが、クチート側は一番気を付けるべき技でありサーナイト対面では不意打ちから入ることが多いと思います。その場合は技がばれてしまい警戒されるため思い通りに決まることは難しいと考えています。

 

クレッフィ

性格:臆病、穏やか、図太い

 何がしたいかで性格も変わります。臆病であればミラー意識で最速。Sに補正をかけなければトゲキッスの炎技を耐える調整にしたいです。

 

特性:悪戯心

 

持ち物:食べ残し、拘りスカーフ

 

確定技:ラスターカノン、電磁波

 

候補技:すり替え、威張る、身代わり

 

 拘りスカーフ:相手のクレッフィエルフーン、また悪戯心をトレースしたサーナイトの上からすり替えできること。またサーナイトトゲキッスとの殴り合いにも強くなります。

 すり替え:クレッフィエルフーン、ピクシー、マリルリデデンネと打ちたい相手は多くいます。メガ石を持ったクチートサーナイトには一方的にアドを取られてしまうので注意。

 

対策:

トゲキッス@ラム:神秘の守り

 威張るや電磁波を透かして神秘の守りを張ります。しかし、拘りすり替えや初手からラスターカノンを打ってくることもありますので、安定した対策とは言えないと考えています。

サーナイト@ラムorメガ石:シンクロノイズ、金縛り、身代わり、アンコール

 悪戯心をトレースすれば初手身代わりが先手で打てます。ラスターカノンを打たれたら、次のターン金縛りが安定です。読まれて電磁波が来てもラムで保険を掛けています。スカーフすり替えを警戒するならメガ石を持たせましょう。

 

トゲキッス

性格:臆病

 同族であるサーナイトトゲキッスを意識して最速安定です。ミラー対面で上が取れることはすごく重要です。

 

特性:天の恵み

 

持ち物:命の珠、ラムの実、リリバの実

 

確定技:エアスラッシュ、火炎放射or大文字

候補技:神秘の守り、電磁波、悪巧み

 

 大文字or火炎放射?:このルールは同速、麻痺、混乱、怯みと非常に運が絡むルールです。命中不安定な技の採用はあまり好ましくないと思います。しかし、大文字であればクチートを持ち物なしでも倒すことが出来るため採用の価値はあると思います。

 命の珠:トゲキッスの強みの1つはクチートを一撃で倒せることだと思います。命中が安定している火炎放射でクチートを倒すためには命の珠が必要です。基本は後続でクチートへの死に出しから展開していきます。

 ラムの実:クレッフィ対面で神秘の守りと合わせて使います。基本は先発です。炎技は大文字を採用、または悪巧みを入れたいところです。

 リリバの実:麻痺を入れられてもクチートを前に1度動けるチャンスがある持ち物です。しかし、アイアンヘッドの怯みと麻痺をかいくぐり大文字を当てなければいけません。

 

マリルリ

性格:陽気

 同族であるマリルリクチートを意識して最速安定です。せっかく腹太鼓を積んでもクチートに上から殴られたり、不意打ちで縛られていては意味がないです。

 

特性:力持ち

 

持ち物:ラムの実、オボンの実

 

確定技:アクアジェット、腹太鼓

候補技:滝登り、じゃれつく、滅びの歌、身代わり

 

 ラムの実:クレッフィの威張るや電磁波は非常に不安要素です。ラムでしっかりと対策する必要があると考えます。 

 滝登り:腹太鼓の後、一度威嚇を入れられたアクアジェットでは耐久調整されたクチートを倒せません。最速であれば上から滝登りを打つことができます。

 滅びの歌:太鼓マリルリは天然ピクシーで止まります。その対策として滅びの歌があります。ラス1対面まで考えるならピクシーよりもSを落とす必要がありますが、他への汎用性はなくなります。

  

ピクシー

性格:臆病、図太い

 60族であるためクチートの上から動けます。同速を意識して最速、少なくとも最速50族は抜いておきたいです。

 

特性:天然、マジックガード

 天然:太鼓を積んだマリルリや小さくなるを積んだピクシーを止められます。小さくなるを使う型ならこちらだと思います。

 マジックガード:宿木の種エルフーンを完封できること、命の珠で反動がなくばれにくいことが強みです。アタッカーであればこちらです。

 

持ち物:命の珠、食べ残し、リリバの実

 

候補技:ムーンフォース、大文字、アシストパワー、小さくなる、身代わり、月の光、癒しの願い

 

 命の珠:Showdown!という対戦ツールでは小さくなる戦術が非常に嫌われているため多くのピクシーはアタッカーです。珠を持って大文字を打ってくる型が多い印象です。公式大会では小さくなる型が多い気が何となくしています。

 アッキの実?:小さくなる戦術を使うときによく採用されるアッキの実ですが、アイアンヘッドは当たれば一撃で落ちてしまうのでマリルリピンポイントの持ち物であると思います。ラムの実、食べ残し、リリバの実などでいいでしょう。

 リリバの実:クチートの攻撃を1度だけ耐えることが出来ます。小さくなる戦術の保険となりそうです。クチートに後出しをしてアイアンヘッドを受けきり癒しの願いをしてくるピクシーもいました。

 

 エルフーン

性格:臆病

 同族意識の最速安定です。先に挑発を入れることができれば大きなアドバンテージです。

 

特性:悪戯心

 

持ち物:食べ残し、脱出ボタン

 

候補技:ムーンフォース、挑発、アンコール、身代わり、宿木の種、痺れ粉、追い風

 

 宿木+身代わり:一度身代わりの起点を作れば完全にペースをつかめます。威張るやアンコールで自ら起点を作ることも出来ます。

 追い風+脱出:S操作が重要であるこのルールにおいて、1体ずつにしか効果のない電磁波よりもまとめて全員抜ける追い風はまた違った強さがあります。3ターン上からアイアンヘッドが打てれば勝ちがぐっと近づきます。非常に強いギミックですが、うまく脱出できないとつらいです。

 

 以上で考察を終わります。今回紹介したポケモン以外はいわゆるメタ対象から外れたポケモンであると個人的には考えています。それらのポケモンの中でも、グランブルペロリームはまだまだ考察の余地があるポケモンだと思っています。

 

 使用されるポケモンが限られ、その中にいわゆる害悪型が多くいるこのルールは、今まで以上に同速、麻痺、混乱、怯みが勝敗を大きく左右する大会となりそうです。相手に不安定要素を押し付けて、事故を起点にアドバンテージを作る戦い方が基本であると思います。みなさんも是非パーティを考えてみてください。

 

 ご指摘、ご質問があればツイッター(@Red_Grave_11)、もしくはコメント欄にお願いします。それでは失礼します。

 

【トリプル】霰トリパ【ピカチュウ大会チュウ!使用構築】

 みなさんこんにちは。コナタンです。今回はピカチュウ大会チュウ!通称ロリプルで使用した構築の紹介です。初めてのトリプルバトルでの公式大会でした。

 

 トリプルバトルそのものが初めてであった私にはトリッキーな戦術も、テクニカルな立ち回りもできません。そこで相手のパーティにあまり依存せず、安定して同じ戦法で戦うことが出来る霰トリパを組むことにしました。軸となるポケモンピカチュウユキカブリパールルです。

 

 以下に使用したパーティを紹介します。

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 先発は順にランプラー、リオル、ピカチュウです。ほぼ全ての試合をこの並びで選出しました。リオルのこの指とまれと命がけ、ピカチュウの猫だまし、襷ランプラーによってどんな相手に対しても初手でほぼ確実にトリルを張ることが出来ます。あとは裏のアタッカーの強力な全体攻撃で攻めていくだけ。ピカチュウのフェイントによりワイドガードや守るを解除することで、トリルターンを最大限に生かして戦うことが出来ます。

 

 この大会は、ストライク、ニューラ、サイドンニダンギル、ゴースト、ゲコガシラといった高種族値ポケモンを軸にしたパーティが非常に多かったこと。また、ヒノヤコマヤミカラスの追い風を軸としたパーティや、スカーフを持ったカメールホエルコの潮吹きを軸としたパーティなども多く、こうした環境にトリルを軸としたこの構築はかなり刺さっていたと感じました。

 

 トリパミラーをすることも多くありました。その対策として黒い鉄球を持たせたユキカブリを入れましたが、これが予想以上の活躍をしてくれました。本来であればトリル下で縛られるはずのパールル、カラカラ、ガントルユキカブリが先手を取れること。また、同速であるサイドンや相手のユキカブリにトリル下で確実に先手が取れることも強みの1つでした。

 

 このパーティの負け筋は基本的には以下の3通りに分けられます。

  1. トリル要因であるランプラーがトリルを張れなかった場合
  2. トリル中に相手を十分に崩せなかった場合
  3. 鉄球ユキカブリよりも遅いS種族値15以下のポケモンが相手にいる場合

 それぞれ具体的な例を上げますと、1 つ目は襷持ちのトリル要因メタである袋叩きニューラや、悪の波動や岩雪崩で怯ませてくるポケモン、トリル封印をしてくるランプラー。2つ目はリフレクターや光の壁を張ってくるシュシュプ・プリン・ゴチミルや、サイドンの決定力を下げてくる威嚇ズルッグ、トリル下でも先手を取り対角からでもユキカブリを縛ってくる持ち物なしヒノヤコマ、襷トリル返しのゴースト。3つ目はナックラーやゴンべ。幸いにもテッシードタマゲタケ入りのパーティには当たりませんでした。

 

 特につらいパーティはプリンで壁を張ってくるパーティでした。フレンドガードと両壁による守りの硬さで、トリル中に相手を崩しきれずに負けてしまいました。シュシュプゴチミルに対する勝率も悪く、全体的に壁構築への対策が甘いパーティだったと思います。

 

 結果は29戦23勝6敗で最終レートが1699+1戦分。あと1戦残っていますが、1700に乗せたところで終了しました。個人的にはすごく満足のいく結果ですが、同じ霰トリパのコンセプトでレート1750以上の人とも当たったので、もっと上が狙える構築であったと思っています。

 

以下に単体の紹介をします。

 

ピカチュウ@風船

特性:避雷針

努力値:H36 B212 S252

性格:臆病

放電、フェイント、猫だまし、守る

 

 使用率No1の今大会トップメタ!ロリプル界のカポエラーことピカチュウです。トリル下で攻めていくこのパーティでは相手のワイドガードや守るを解除できる貴重なフェイント持ちということでかなり大切に扱う必要がありました。そのため、耐久をヒノヤコマのいばラムアクロバットを確定耐えするラインまでBを振っています。これによりサイドンの珠岩雪崩なども確定で耐えることが出来ます。風船はサイドンとの並びでフェイント地震をノーリスクで決められることが強みです。トリル下での運用が前提であるため優先度の無いアンコールや草結びは使いにくく、代わりに守るを入れることでトリル下での場持ちを良くしました。放電は避雷針のピカチュウサイドンに左右されることなく当てたい相手にダメージを与えられるため採用しました。

 

ユキカブリ@黒い鉄球

特性:雪降らし

努力値:H252 C252

性格:冷静

吹雪、エナジーボール、氷の礫、守る

 

 トリル下のアタッカー1体目。鈍足と言ってもS種族値はロリプルのトリルアタッカーとしてはそこそこ速い40族であるため鉄球を持たせることで役割対象を増やしています。トリル下でパールル、カラカラ、ガントルに先手を取れること、同族対決に確実に勝てることが強みです。また、霰による定数ダメージとトリル下でのS判定、氷の礫によりトリルが切れた後でも追い打ちをかけられる点も非常に優秀でした。等倍に対しての火力はいまいちですが、上を取って相手の弱点を突いていく立ち回りはとても強かったと思います。

 

パールル@深海の牙

特性:シェルアーマー

努力値:H252 C252

性格:冷静

波乗り、吹雪、熱湯、守る

 

 トリル下のアタッカー2体目。深海の牙を持たせることにより特攻が2倍となります。また、吹雪・波乗り・濁流といった優秀な全体技を覚えること、サイドンニダンギルよりもS種族値が低いことも高評価です。全体の水技は命中安定のために波乗りを採用。単体の水技は熱湯を採用しましたが、トリプルでは波動系の技が対角に届くという性能があるため水の波動のほうがよかったと大会が終わってから気づきました。

 

サイドン@命の珠

特性:避雷針

努力値:H252 A252

性格:勇敢

地震、岩雪崩、ドリルライナー、守る

 

 トリル下のアタッカー3体目。このルールでは間違いなく強いポケモンですが、実際には非常に厚くメタられていることが多く、扱いが非常に難しいポケモンでもあります。逆に、サイドンの攻撃を1度でも全体に通すことが出来れば勝ちが一気に近づきます。このパーティでは風船持ちのピカチュウのフェイントと合わせて地震を打っていく立ち回りを基本に、サイドンに弱点を突いてくるポケモンを強く意識して立ちまわる必要がありました。岩雪崩外しによる負けを防ぐためにドリルライナーで確実に苦手な相手を処理したり、守るで縛りを解除しながら隣のポケモンで苦手な相手を処理したりするなど慎重な立ち回りが出来ていたと思います。草結び持ちのピカチュウが予想以上に多く、タイプ相性が有利な対面でも決して気が抜けない環境でした。

 

ランプラー@気合の襷

特性:貰い火

努力値:H252 C252

性格:冷静

熱風、シャドーボールトリックルーム、守る

 

 このパーティ唯一のトリル要因であり、自身もトリル下のアタッカーとなれるポケモン。パーティ構築上どうしても重いテッシードの対策に炎技が欲しかったためにシュシュプダブランゴチミルではなくランプラーを採用しました。ゴーストタイプで猫だましが無効であることが非常に強く、周りのサポートと襷によりほぼ確実にトリルを張ることが出来ます。襷が残るような展開であれば、時にはサイドン地震パールルの波乗りの巻き込みダメージを襷で耐えながら同時に攻撃するといった立ち回りも必要でした。熱風は外れる可能性があることと、中央のサイドンパールルの攻撃で2体のうちのどちらかは倒れていることが多く単体攻撃となることが多いため、命中安定なシャドーボールを打つことが多かったと思います。フェイントで襷がつぶれないこと、守るが確実に成功することも高評価でした。

 

リオル@こだわりスカーフ

特性:悪戯心

努力値:H252S252

性格:陽気

とび膝蹴り、岩雪崩、この指とまれ、命がけ

 

 トリルのサポート要員。特性が悪戯心であるリオルはこの指とまれを優先度+3で使えること、さらにスカーフを持たせることでピカチュウの猫だましよりも先にこの指とまれを使用することが出来ます。しかし、レベル30だとスカーフリオルとニューラが同速という点は非常に残念でした。また、サポートと自主退場を同時に行うことができる命がけにより、スカーフカメールゲコガシラを上から処理出来る点は非常に優秀でした。

 

 ダブルで強い霰トリパが、トリプルでも通じることが実感できた大会であったと思います。トリプル特有のルールである、位置によって殴れる範囲に制限があること。また、それを無視して対角にも攻撃できる飛行技や波動系の技の強さ、ムーブの効果的な使用方法については、まだまだ認識が甘いところがあります。これを機にトリプルレートに挑戦といきたいところですが、ローテと同様なかなか手が付けられないと思いますね。トリプルの公式大会があればまた参加したいと思います。ご指摘、ご質問があれば私のツイッター(@Red_Grave_11)か、このブログのコメント欄にお願いします。それでは失礼します。

【全解禁ダブル】バトルレジェンド使用構築

 みなさんこんにちは。コナタンです。ここ最近は月2回のペースで公式大会があるため、ブログの更新ペースも早いですね。今回はバトルレジェンドで使用した構築の紹介です。ORASが発売されるまでにまだまだたくさんの公式大会が予定されていますので、1度は結果を出したいですね。目指せTOP10!みなさんも頑張っていきましょう!

 

 今回は3ロム分。3日間で90戦をこなしました。2つのパーティを3日間で10戦ずつ行った後、戦績の良かったパーティで再度最終日に30戦行いました。メインロムが25勝5敗、サブロムが20勝10敗、戦績の良かったメインロムのパーティで再度挑戦し、24勝6敗という結果となりました。最終レートは結果が出た後に更新したいと思います。

 

それでは使用したパーティの紹介です。

まずはメインロムの紹介です。

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 28戦終えて25勝3敗でレート1794。あと1勝で1800という大事な試合でパワーウィップを外し負けたために1800を逃しました。ニコ生で放送中の生主との対戦であったため、見ていた人もいるのではないでしょうか?そのあとこちらのエラーによって負けがつき5敗目。レート1800の壁の厚さを改めて感じました。あと一歩であっただけに本当に悔しいです。パーティのコンセプトはアルセオーガ軸ですが、炎飛行2体に鋼が2体とかなりタイプが偏った構築となっています。

 

以下に個別の紹介をします。

 

アルセウス@命の珠

特性:マルチタイプ

努力値:理想個体でないためHASベースとだけ書いておきます

性格:意地っ張り

神速、シャドークロー、剣の舞、守る

 

 アルセウスは第5世代の時にハイリンク産の個体を少しだけ厳選し、ボールにも特にこだわらずハイパーボールで捕まえてしまいました。一応、性格が意地っ張りでHABDの個体が20以上とそこそこの個体となっています。シャドーダイブを覚えている個体なんて持っていないので霊技は当然シャドークローです。シャドークローは地震との選択ですが、横との相性や構築上重いギラティナへの有効打として、またファストガードで神速を防いでくるファイアローへの打点として採用しました。ファイアローブレイブバードと合わせて多くの相手を縛ることができます。5世代の頃と変わらない期待通りの活躍をしてくれました。

 

カイオーガ@こだわりスカーフ

特性:雨降らし

努力値:C252 D4 S252

性格:控え目

潮吹き、濁流、ハイドロポンプ、雷

 

 テンプレ通りのスカーフカイオーガ。私は控え目しか持っていません。初めは濁流の枠に絶対零度を入れていましたが、打つ相手がルギアとギラティナだけであるため、HPが削れていても一定の火力が出せる濁流に変更しました。ハイドロポンプはワイドガード対策に単体を殴れる水技として採用しました。予想していた通り、相手のカイオーガに抜かれることが多かったように思います。

 

ファイアロー@気合の襷

特性:疾風の翼

努力値:A252 D4 S252

性格:陽気

ブレイブバード、ファストガード、追い風、挑発

 

 どんなパーティにも入りやすいSSクラスのポケモン。最速にすることで125族であるダークライを抜くことができるため、上から挑発を打ちダークホールを防ぐことができます。また、ファストガードによりカイオーガを先制技から守ることでHPを削らせずに潮吹きを通すことができます。襷を持つことで2ターン以上の行動を確保し、死に際の追い風や、ブレイブバードで削りと退場を同時に行うなど器用な動きをすることができました。

 

リザードンリザードナイトY

特性:猛火→日照り

努力値:H92 C164 S252

性格:臆病

熱風、ブラストバーンソーラービーム、守る

 

C:H252振りディアルガを晴れブラストバーンで確1 

 

 このパーティの1つの特徴がカイオーガリザードンの両立であると思います。理由はカイオーガでは突破が困難な草タイプへの圧力、また晴れブラストバーンによりグラードンディアルガゼルネアスを見ることができることから採用しました。またメガ進化により晴れにすることができるので、相手のオーガルンパへのメタにもなります。天候が激しく変化するこのルールではソーラービームを打つ場面がなかったため、雨状態でもカイオーガに打点を持つことができるエアスラッシュや、構築上重いバンギラスへの打点である気合玉を採用したほうがよかったと思います。

 

クチートクチートナイト

特性:威嚇→力持ち

努力値:H252 A236 S20

性格:意地っ張り

じゃれつく、アイアンヘッド、不意打ち、守る

 

 伝説有りの大会では真っ先に候補に挙がるメガ枠。伝説相手に広い範囲で弱点を突くことができます。高火力の不意打ちによる縛り性能も魅力です。相手のクチートとのミラーを意識してSに20振っています。

 

ナットレイ@ラムの実

特性:鉄のとげ

努力値:H252 A164 S92

性格:意地っ張り

パワーウィップアイアンヘッド、電磁波、守る

 

S:電磁波込み最速130族抜き調整

 

 草枠にはカイオーガと相性のいいルンパッパではなくナットレイを採用しました。フレンド対戦やショーダウンでルンパッパ入りの構築を回していた際、ルンパッパの有用性がいまいちわからなかったため、代わりの草枠としてカイオーガだけでなくゼルネアスにも明確な役割があるナットレイを採用しました。また、ラムの実を持たせることでダークライを見ることができるためSに努力値を振り、電磁波アイアンヘッドの形をとることにしました。

 

 次にサブロムで使用した構築の紹介です。

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 ダークライゼルネアスを軸として使いたいと思った際、先日ポケモンセンターで行われたダブルバトルの大会で優勝した2好きさんという方の構築を思い出し組んだパーティです。ダークライゼルネアスファイアロークチートは確定で残りの2枠で悩みました。そこで、この4体ではどうしても重いオーガルンパの並びに対して強くするために水耐性のあるギャラドスナットレイを採用することにしました。

 

 パーティのコンセプトはダークホールや追い風によるサポートからジオコントロールで無双を狙うパーティでした。しかし、ゼルネアスのメタが比較的容易であること。また、ダークホール対策が厚かったこと。さらに、ダークホールが通っても命中率を補強する手段がなく不安定であったことから安定した勝ちが見込めず、それが10敗という結果に表れたと思っています。

 

以下に個別の紹介をします。

 

ダークライ@メンタルハーブ

特性:ナイトメア

努力値:H252 C4 S252

性格:臆病

悪の波動、ダークホール、身代わり、守る

 

 今年の映画前売り券でもらえるカロスマーク付きのダークライです。私は5世代以前でダークライを持っていませんのでイカサマ個体を用意できず、悪の波動を採用しています。ダークホールを使っているだけで強いポケモンですが、相手のダークホール対策の対策が不十分であったこと、命中率を補強する手段がなかったことが原因でいまいち使いこなすことができませんでした。やはり、きりばらいクロバットや重力ヤミラミと並べて使用するべきであったと思います。挑発持ちに対して一度は動くことができるメンタルハーブを持たせることで場持ちを良くしています。

 

ゼルネアス@パワフルハーブ

特性:フェアリーオーラ

努力値:C252 D4 S252

性格:臆病

ムーンフォースマジカルシャイン、ジオコントロール、守る

 

 ジオコントロールを積むことで無双を狙っていきます。しかし、採用している技がフェアリー技のみであるため鋼で止まってしまうこと。またブレイブバードや神速などの高火力先制技の存在で、思っていた以上に動かすことが出来ませんでした。持ち物もパワフルハーブで固定されてしまうため読まれやすいことも原因の1つであると思います。

 

ファイアロー@気合の襷

特性:疾風の翼

努力値:A252 D4 S252

性格:陽気

ブレイブバード、ファストガード、追い風、挑発

 

 メインロムと全く同じ個体を採用しています。ダークホールとの相性であれば神秘の守りを奪うことが出来る横取りを採用したいところですが、この技構成のどれも抜くことが出来ませんでした。実際、横取りがあればよかったという場面はあまりなかったように思います。

 

ギャラドス@ラムの実

特性:威嚇

努力値:H248 B28 D136 S96

性格:慎重

滝登り、電磁波、挑発、守る

 

HD:11n調整、ゼルネアスのC2↑ムーンフォース確定耐え

S:準速バンギラス抜き

 

 威嚇もちで高耐久のサポート要員。カイオーガルンパッパの並びに対して強く、電磁波をまいて相手のSを落とします。また、ダークホール対策としてラムの実を採用し、電磁波からの挑発で対面から確実にダークライを止めにいきます。

 

クチートクチートナイト

特性:威嚇→力持ち

努力値:H252 A236 S20

性格:意地っ張り

じゃれつく、炎の牙、不意打ち、守る

 

 メインロムと同じ努力値配分となっています。こちらの個体は構築上重いクチートナットレイハッサムの対策として炎の牙を採用しています。ナットレイに強力な鋼技があるためアイアンヘッドを切りました。Sに努力値を割くことで、クチートミラーで上から炎の牙を打つことが出来ます。

 

ナットレイ@食べ残し

特性:鉄のとげ

努力値:H252 A252 D4

性格:勇敢

パワーウィップ、ジャイロボール、宿木の種、守る

 

 メインロムで使用したラムの実を持って電磁波をする役割をこのパーティではギャラドスに任せていますので、ナットレイは宿木の種と食べ残しで居座れる型にしました。この大会では高火力の炎技や格闘技を採用したポケモンが少なく、ナットレイへの有効打が少ないパーティが多かったため、回復して場に居座ることができるナットレイは間違いなく環境に刺さっていたポケモンであったと思います。

 

 シーズンレートでは禁止されている幻や伝説のポケモンが使える大会はやはり楽しいですね。まだまだ組んでみたい構築がたくさんありました。是非またこういう大会を開いて欲しいと思います。来年のWCSルールではゲンシカイキしたカイオーガグラードンを使えることを心待ちにしています。ご質問、ご指摘がありましたらこちらのブログのコメント欄、もしくは私のツイッター(@Red_Grave_11)まで連絡をお願いします。それでは失礼します。

【ブイズローテ】イーブイフレンドリーマッチ使用構築

 皆さんお久しぶりです。コナタンと申します。今回はイーブイフレンドリーマッチで使用した構築の紹介をします。

 

 今回は1つのパーティしか準備ができなかった都合上、メインロムで1日目から3日目まで10戦ずつ行った後、最終日に少し型を変えてサブロムでまとめて30戦行いました。結果はメインロムが23勝6敗1無効試合でレート1718の94位、サブロムが24勝4敗2無効試合で1764の30位でした。ほとんど同じ型のパーティを使用し両方のロムで100位以内に入ることができたので、安定して勝つことができる良いパーティが作れたのではないかと思います。

 

以下にパーティの紹介をします。

こちらがメインロムの構築です。

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次にサブロムの構築です。

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 違いはエーフィの持ち物と技構成のみになります。基本選出はエーフィ、リーフィア、ブースターorニンフィア、そして裏にサンダースとなります。選出時にブラッキーシャワーズがいた場合はブースターの通りの悪さからニンフィアを代わりに選出します。基本的に1500~1600前半にブラッキー入りが多くいるため前半はニンフィア入り、レートが上がるにつれてブースターを選出する機会が多かった印象です。

 

 以下、個別の紹介です。今回の大会はレベル30であるため、レベル50の時と努力値振りが少し異なります。

 

シャワーズ@食べ残し

特性:貯水

努力値:H252 B252

性格:図太い

熱湯、嘘泣き、願い事、守る

 

 60戦して選出回数0回。完全に置物でしたが、見せ合い時にテンプレ構築であると見せることが大切であるためこの枠のシャワーズは外せません。このパーティでは図鑑ナンバーが1番早いので、選出回数0回ながらもパーティの左上に居座り続けました。

 

サンダース@こだわり眼鏡

特性:蓄電

努力値:C252 S252

性格:臆病

10万ボルト、シャドーボール、雷、輪唱

 

 はっきりとした役割の抜きエース。バトル終盤に一貫性を取りに行きます。基本は10万ボルトとシャドーボールを打ちますが、HPが残り25%のリーフィアを身代わり貫通で倒せる輪唱と、終盤苦しい展開になった時のみ使用して無理やり一貫性を作れる雷を採用しています。なお、雷を使用した3試合は全て負けました。

 Sは相手のサンダースを意識して最速。終盤シャドーボールの一貫性を作るためには相手のサンダースのSを意識する必要がありました。ニトロチャージを1度積んだブースターも抜くことが出来ます。

 

ブースター@毒毒玉

特性:根性

努力値:H252 A236 S12

性格:意地っ張り

空元気、フレアドライブ、電光石火、鈍い

 

S:無振りブースター抜き

 

 トリル下のエース。初手から鈍いを積み毒毒玉で根性発動、エーフィのトリックルームから空元気、フレアドライブで相手の数を減らしていきます。このルールにおける物理アタッカーはリフレクター込みのダメージ計算が求められます。そのため、リフレクター込みでも殴り勝てる高火力が必要となります。この型であればリフレクター込みでも耐久無振りのエーフィとサンダースが空元気で確1、もともとタイプ相性の良いリーフィアニンフィアにも打ち勝てます。但し、身代わり連打や守る、気合の襷などには注意が必要です。高レートになるほどこれらの対抗策がしっかりとしている印象でした。トリルが切れた後も電光石火で身代わりを破壊することや、サンダースの一貫性を作るための削り役として機能しました。

 Sの12振りは同族意識です。無振りのブースターの上から鈍いが詰めること、お互い鈍いを積んだとき非トリル下で確実に先制できることが強みです。

 

エーフィ@オボンの実(気合の襷)

特性:マジックコート

努力値:H252B36C76S144

性格:臆病

サイコキネシス、瞑想(光の壁)、リフレクター、トリックルーム

 

HB:陽気A252ブースターのフレアドライブ確定耐え

S:最速リーフィア抜き

 

 メインロムでは瞑想オボンを使用していました。瞑想を積むことにより耐久無振りリーフィアを確1で倒せます。また、リフレクターと瞑想で長く居座れるためオボンを持たせています。陽気スカーフブースターのフレアドライブを確定耐えの調整にすることで、安全に初手のリフレクターを張ることができます。耐久調整と瞑想サイキネの火力確保のためSは最速リーフィア抜きに抑えています。

 サブロムではトリル下の高火力技や急所などの事故を防ぐことができる気合の襷を使用しました。これより(噛みつくによる怯み以外?)確実にトリックルームが張れること、また相手の鈍いトリルとっておき無双を止めることができるようになりました。瞑想は不要であるため光の壁に変更しました。

 

リーフィア@サンの実

特性:葉緑素

努力値:A252 S252

性格:陽気

リーフブレード、電光石火、剣の舞、身代わり

 

 最速リーフィア。レベル30だと準速エーフィと同速になります。エーフィには抜かれていること前提で動かし、相手のリーフィアにも有効打がない技構成であるため、意地っ張りにしてSを削り耐久に努力値を割いてもよかったかもしれません。シザークロスや恩返しなどが欲しい場面もありましたが、それ以上に電光石火が活躍した場面が多くあったと思います。

 サンの実は相手の溶ける、鈍い、リフレクターに対する対策として採用しましたが、残りHPが4分の1の状態では相手のエーフィやサンダース、また遅い相手でも電光石火持ちが怖すぎてなかなか動かすことができませんでした。そのため高火力アタッカーでありながらエースになることはほとんどなく序盤の削り役として機能していたように思います。エース運用として使うのであれば、願い事守るや日本晴れのサポートと合わせて使う必要があると思いました。

 

ニンフィア@精霊プレート

特性:フェアリースキン

努力値:H252 A236 S12

性格:意地っ張り

とっておき、鈍い

 

S:無振りニンフィア抜き 

 

 単純明快な鈍いとっておき型。見せ合い時にシャワーズブラッキーがいた場合ブースターの通りの悪さからニンフィアを選出します。こちらもブースターと同様、リフレクターを張られても火力で押せる構成にしています。精霊プレートを持たせることで鈍い根性空元気とほぼ同程度の火力となります。

 Sの12振りは同族意識です。お互い鈍いを積んだとき非トリル下で確実に先制できることが強みです。

 

 最後に今回のブイズローテの環境に刺さっていると感じた並び、また次に同じルールの大会があれば使ってみたい構築を紹介します。

 

1. ニンフィア@鉢巻、ブースター@毒毒玉、エーフィ@襷+サンダース@眼鏡

 初手からニンフィアの鉢巻捨て身タックルで削りを行い、トリル下のブースターや眼鏡サンダースの一貫性を作っていきます。初手のリフレクターや鈍いに対して高火力物理技を通して有利を取り、相手の思惑を崩します。同様の理由でスカーフフレドラブースターも候補として挙げられます。

 

2. エーフィ@襷、サンダース@残飯or粉、ニンフィア@スカーフ+α

 いわゆるエコーボイス主体のパーティ。サンダースの影分身と身代わりからエコーボイスをつなげていきます。最後はスカーフニンフィアの最高火力のエコーボイスを連打することができますが、どうしてもトリルが重たいと感じます。そのため、襷エーフィでトリル返しをするなどの戦い方が求められると思いました。

 

 ブイズローテはきちんと構築をすれば誰でも勝てるルールである以上、上位に食い込むためには1試合も負けが許されない大変シビアなルールであったと思います。さらに今大会はサーバの調子が悪くマッチング時に何度もエラーで戻され。また、対戦中にもサーバが原因と思われるエラーが起こり、無効試合となってしまった対戦がメインとサブ合わせて3試合もありました。1戦1戦が大切なこのルールにおいてサーバのエラーを無効試合で片づけられてしまったことは大変残念に思いました。30戦全てに勝ち負けがついた人は本当にうらやましいです。

 

 何か意見や質問がありましたらブログのコメント欄やツイッター(@Red_Grave_11)で連絡をください。それでは失礼します。

【ポケセン名古屋】予選1位通過構築【チャンピオン決定戦:シングル】

  皆さんお疲れ様です。コナタンと言います。普段はダブルバトルをしていますが、ポケモンセンターで行われる公式大会で、上位4人には特別なメダルがもらえるとなっては私も参加せざるを得ません。

 

 というわけで、今回はポケモンセンター名古屋で行われましたチャンピオン決定戦に参加しました。クラブニンテンドーでポイントを貯めてもらえるピクミンのオリジナルTシャツを身にまとって参加しましたが、誰もそれに突っ込んでくれなくてとても残念でした。

 

 結果は、24勝3敗。ポケセン名古屋で堂々の予選1位通過です!2位の方が20勝、4位のボーダーが17勝でしたので圧倒的な差をつけての勝利です。決勝トーナメントではポケセン名古屋の代表として、大きな画面に対戦を映してもらいポケセン東北の予選1位の方と戦いましたが想定外の技や持ち物で差をつけられ1回戦で負けてしまいました。ふがいない試合をしてしまい申し訳なく思います。応援してくれたポケセン名古屋の方々には本当に感謝しています。ありがとうございました!

 

 ポケセン名古屋全体では予選4位の方が4位トーナメントで見事に優勝し場を盛り上げました。相手のメガハッサムが麻痺バグを引いて勝った試合は、ポケセン名古屋が1つになった瞬間でした。メチャクチャ盛り上がりました。

 

 さて、以下に私が使用した構築と個別の紹介をします。今回のルールは見せ合いありの33でしたので3体のみの紹介となります。 

 

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ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
ミュウツー ラムの実 サイコブレイク 波動弾 シャドーボール 身代わり プレッシャー
クチート クチートナイト じゃれつく アイアンヘッド 炎の牙 不意打ち 威嚇→力持ち
サンダー アッキの実 10万ボルト 熱風 電磁波 羽休め プレッシャー

 

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ミュウツー@ラムの実

特性:プレッシャー

努力値:C180 D76 S252

実数値:H181 – B110 C174 D120 S200

性格:臆病

サイコブレイク、波動弾、シャドーボール、身代わり

 

HD:ミュウツーの珠火炎放射確3

S:最速 

 

 今回のパーティの主役であるミュウツー様です。今回は親名「ポケスマ!」のプレシャスボール入りの個体を使用しました。相手のミュウツーとのミラーを意識したシャドーボールと、ダークライレパルダスニャオニクスを始めとする異常状態持ちを意識したラムの実、身代わりを採用しています。

 

 持ち物は命の珠、突撃チョッキ、ラムの実のいずれかで悩みました。命の珠は安定して高火力を出すことができますが、ダメージ計算をしますとメガクチートを火炎放射で落とせることと、メガバンギラスを波動弾で落とせることぐらいしかメリットがなく、多くの仮想敵が確2であることに気づきました。特にシャドーボールで相手のミュウツーが落とせないこと、波動弾でメガギャラドスメガガルーラが落とせないことがミュウツーに命の珠を持たせるメリットが薄いと感じた理由の1つでした。

 

 突撃チョッキは火力アップアイテムを持っていないミュウツーシャドーボールを確3にできること、またゼルネアスのC2↑ムーンフォースを耐えることがメリットですが、異常状態に弱く、不意打ちを容易に通してしまうため採用を見送りました。

 

 そこで、今回はタイマン性能を上げた耐久振りで異常状態にも強いラムの実を持たせたミュウツーを使用しました。相手のミュウツーの珠火炎放射を確3にできるため、シャドーボールを持っていないミュウツーとのタイマンに勝つことが出来ます。また、ラムの実を持たせることでダークライとの対面でダークホール読み身代わりと身代わり読み悪の波動の択ゲーをすることなく波動弾を選択できること、サンダー対面も同様に電磁波と10万ボルトの択ゲーをすることなくサイコブレイクを選択することが出来ます。大会ではダークライに4,5回当たりましたが、全員が初手でダークホールを打ってきました。そして全て当たりました。

 

 ラムの実を持たせることで、猫の手胞子のレパルダスダークライを見ることが出来るようになったため波動弾を確定としました。炎技は打つ相手がメガクチートとメガハッサムだけであり、私のパーティでは裏のサンダーで後出しから相手をすることが出来るために炎技を切りました。

 

 身代わりはラムの実と合わせて2度異常状態技を透かせること。またギルガルドとの対面で有利をとれること。悪戯心電磁波に対するメタなどを考えて採用しました。またメガクチートとの対面で不意打ちを透かすことが出来ますが、炎技がないためあまり意味はありません。この枠は小さくなる対策の挑発や、メガガルーラメガクチートとの対面で安定する鬼火も候補に挙がりました。

 

 Sは相手のミュウツーと同速勝負ができる最速安定です。お互いシャドーボールを持っている場合は2度目のS勝負で勝敗が決まります。同じく130族であるメガゲンガーは厳選で最速を粘っている人がいなかったのか、全て抜くことが出来ました。ルール上ほぼ間違いなくメガ石を持っているためサイコブレイク安定です。

 

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クチートクチートナイト

特性:威嚇→力持ち

個体値:H30 A18 B15 - D29 S8

実数値:H155 A117 B97 - C99 S59 → H155 A137 B137 - D143 S59

性格:慎重

じゃれつく、アイアンヘッド、炎の牙、不意打ち

 

HD:ミュウツーの珠火炎放射確定耐え

 

 ポケセンで配布された厳選産のクチートです。今回の個体はあまりよくないですが、狙っていた慎重でHDが良い個体が出たので採用しました。意識したラインはミュウツーの命の珠火炎放射確定耐えです。これにより、ミュウツー対面における不意打ち読み身代わりと、攻撃読み火炎放射の択ゲーをすることなく、じゃれつくやアイアンヘッドを打つことが出来ます。また数は少ないですが、ゼルネアスのC2↑めざ炎も意識しています。この大会では1度だけ見ることができました。

 

 この個体はSの個体値が低く、努力値を割くこともできなかったのでミラーにとても弱いことが欠点でした。大会では全てのミラー勝負に負けました。やはりミラーを意識してS4振りのメガクチートを抜ける実数値72までSのラインを上げるべきだと思いました。

 

 余談ですが、今回のポケセン配布のクチートは性別が受け取った時点で固定されていることにお気づきでしたでしょうか?今回私は♀のクチートを使用しましたが、性別が♂で固定されたロムでクチートを厳選した対戦相手の方から、その♀クチートは本当に配布産なのかという指摘を受けました。その方は♀のクチートを出そうと必死に厳選をしていたそうです。なぜこのような仕様にしたのか全くわかりませんが、この仕様により♀のクチートを使いたいという思いが叶わなかった人がいるというのはとても残念なことだと思います。

 

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サンダー@アッキの実

特性:プレッシャー

努力値:H208 B120 C32 D32 S116(めざ飛個体:U-UUUV)

実数値:H191 - B120 C163 D114 S135

性格:控え目

10万ボルト、熱風、電磁波、羽休め

 

H:16n-1

HB:アッキの実込みでA特化クチートアイアンヘッド+じゃれつく確定耐え

HD:ミュウツーの珠冷凍ビーム確定耐え

S:最速70族抜き

 

 前回のバトルイベントではカロス産の臆病めざ氷個体を使用しましたが、今回は熱風を覚えた個体を使用するためにHGSS産の控え目めざ飛個体を使用しました。5世代では眼鏡めざ飛でローブシンを倒し、裏への一貫性も取りやすかっためざ飛サンダーですが、6世代でめざパの威力が60となり、エアカッターと同威力となってしまったため、すっかり産廃となってしまいましたね。

 

 今回も前回に引き続きアッキの実を持たせています。今回の環境にはメガクチートが多いと予想されましたのでBのラインを前回よりも少し上げて、A特化メガクチートアイアンヘッド→じゃれつくをアッキの実で確定耐えの調整としました。これにより相手のメガクチートとこちらのミュウツーとの対面における攻撃読み不意打ち、身代わり読みアイアンヘッドの択ゲーをすることなく、比較的安全にサンダーを繰り出すことが出来ます。

 

 Sは最低ラインである最速70族(実数値135)抜きとしました。ギャラドスやサンダーミラーを意識するなら最速81族(実数値147)抜きまで欲しいところです。今回の大会ではギャラドスは厳選個体、サンダーはHBベースの個体が多かったためか一度も抜かれることはありませんでした。

 

 最後までお読みいただきありがとうございます。ご指摘やご質問があればブログのコメント欄やツイッター(@Red_Grave_11)で連絡をしてください。それでは失礼します。

【ポケセン名古屋】鉢巻ギルガルド【フリーバトル:シングル】

 

 ポケセン名古屋のバトルイベントに参加したので、メモ程度にパーティの簡単な紹介を。次回6/21に行われます第2回のチャンピオン決定戦の参考になれば幸いです。

 

 6/8にポケモンセンター名古屋で行われましたフリーバトルに参加してきました。ルールはポケモンセンターバトルチャンピオン決定戦と同じルールでした。

 

 このルールでは使用率の高い伝説枠のミュウツーゼルネアス、そして絶対選出である配布メガ枠をどう対策するかという点が重要です。今回のバトルイベントまでに配布されたメガ進化ポケモンギャラドスハッサムガルーラ、ゲンガーでした。

 

 また、前回のチャンピオン決定戦で少し話題となったサンダーの増加も予想されたため、これらのポケモンに対してしっかりとメタを張る必要があると考えました。

 

 以下に使用したパーティを示します。今回のイベントでは見せ合いありの33でしたので3体のみの紹介となります。

 

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ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
ギルガルド こだわり鉢巻 シャドークロー アイアンヘッド 聖なる剣 もろ刃の頭突き バトルスイッチ
ガルーラ ガルーラナイト ギガインパクト 噛み砕く 大文字 身代わり 肝っ玉→親子愛
サンダー アッキの実 10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 羽休め プレッシャー

 

 トップメタのポケモンを強く意識し、それぞれが広く有利を取れるパーティ構成となっています。まず候補に挙がったポケモンが鉢巻ギルガルドです。ミュウツーゼルネアスガルーラに対して後出しができること。また、サンダーやメガギャラドスにも有効打があるという点で注目しました。

 

 ガルーラもトップメタに対して対面からしっかりと処理が出来るような技構成にしています。また、ギルガルドがゲンガーと対面した時の受け先でもあります。サンダーはギルガルドガルーラでは対処の難しい1舞したメガギャラドスの対策として、また主要な物理ポケモンに対してしっかりと役割が持てるような型にしています。

 

以下、単体の紹介です。

 

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ギルガルド@こだわり鉢巻

特性:バトルスイッチ

努力値:H252 A252 D4

実数値:H167 A112 B170 C52 D171 S80 → H167 A222 B70 C142 D71 S80

性格:意地っ張り

シャドークロー、アイアンヘッド、聖なる剣、諸刃の頭突き

 

 この環境に最も刺さっていると感じた鉢巻ギルガルド。こいつを軸としてこのパーティを組みました。基本は目の前の相手に対して打ち合いに確実に勝てることが強みです。また、ミュウツーゼルネアスメガガルーラに対して後出しをすることも出来ます。ただし、H252振りだけでは珠ミュウツーサイコブレイクからの火炎放射を確定で耐えることが出来ません。確定耐えはH252D116振りからです。キングシールドができないため、身代わりを持っているミュウツー、猫だましを持っている肝っ玉のガルーラには注意が必要です。

 

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ガルーラガルーラナイト

特性:肝っ玉→親子愛

個体値:H27 A27 B28 C31 D26 S29

実数値:H178 A143 B99 C63 D88 S155 → H178 A173 B119 C83 D106 S166

性格:無邪気

ギガインパクト、噛み砕く、大文字、身代わり

 

A:ギガインパクトでH4メガギャラドスが99.9%~118%

C:大文字でH236D4メガハッサムが98.2%~118.8%

 

 ポケモンセンターで配布された厳選産のガルーラです。個体値が素晴らしい。無邪気なので大文字を採用してメガハッサムを見られるようにしました。相手のメガハッサムも理想値でない可能性が高いため最低乱数を切っています。噛み砕くはメガゲンガーを意識しての採用です。ミュウツーとの対面では不意打ちが欲しい場面が多々ありました。ギガインパクトミュウツーやメガギャラドスメガガルーラとの対面で、打ち合いにおいて確実に勝てるよう1撃で落とせる技が欲しかったために採用しました。反動ターンにゼルネアスやメガハッサム、メガギャラドスに積まれても裏の2体でしっかりと対策できるようパーティを組んでいます。身代わりとギガインパクトの相性もそこそこ良かったと思います。

 

 次回のチャンピオン決定戦ではメガバンギラスメガクチートがいますので、身代わりの代わりにグロウパンチかわらわり地震などがサブウエポンとして欲しいです。環境をしっかりとメタった技構成で、相手を広く見ることが出来ることがガルーラの強みであると思います。

 

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サンダー@アッキの実

特性:プレッシャー

個体値:H26 A31 B28 C31 D29 S31

実数値:H191 - B115 C151 D114 S147

性格:臆病

10万ボルト、目覚めるパワー氷、電磁波、羽休め

 

HB:A特化1舞メガギャラドスの氷の牙がアッキの実込みで電磁波羽休めが間に合う

↑羽休めで氷の牙は等倍となるためもっと少ない数値で耐えることが可能ですが、羽休め読みで滝登りを打たれること、またメガガルーラの恩返しを受けきることまで考えると、このくらいの数値まで耐久を上げる必要はあると思います。

HD:C252ミュウツーの珠冷凍ビームを確定耐え

S:最速81族(ギャラドス)抜き

 

 カロスダブルでお世話になったカロス産のサンダー。こちらも厳選個体です。今回はギルガルドガルーラの並びで重いと感じたメガギャラドスに対して1度竜の舞をされても対応できるアッキの実サンダーを採用しました。アッキの実でBを1段階上げることでメガガルーラや多くの物理アタッカーに対して電磁波からの羽休めで居座ることが出来ます。出てきた特殊相手には電磁波を打ってから裏のギルガルドで処理します。しかし身代わりを持っているミュウツーがどうしても重たいです。サイコブレイクではアッキの実が発動しません。めざ氷が刺さる相手は少ないですが、ガブリアスジガルデサザンドラなどで止まらないことが大切だと思い採用しました。

 

 次回のチャンピオン決定戦ではめざ氷の代わりにメガクチートを見ることが出来る熱風を入れることをお勧めします。ちなみにこの大会では、カロス図鑑に載っているポケモンであれば過去産の個体を使ってもOKです。絶対選出の配布ポケモンが物理寄りであるため、Bが硬くて居座れるポケモンは本当に強いと感じます。それは同時に威嚇や鬼火が強いということにもなります。また、特殊ポケモンの多くは高速アタッカーであるため電磁波が刺さりやすい。そのためサンダーはこの環境に非常に刺さっていると思いました。だからこそ高速特殊アタッカーの身代わりが強いとも言えます。

 

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追記

6/16(月):サンダーのHB調整、過去産の使用についての記載