【カロスダブル】ガルニンフィア【あいオフ使用構築】
久しぶりのブログ更新となります。みなさんこんにちは。コナタンです。今回は6月1日に愛知県で行われました、しゃなぽけさん(@__shana__)主催の第2回あいオフに参加しました。
今回のオフはカロスダブルのマッチ戦でした。マッチ戦はお互い同じパーティを使って先に2勝したほうが勝ちというルールで、2戦目以降は技構成や持ち物が相手にある程度知られている状態から始まります。そのためマッチ戦では情報の管理が特に重要であり、こちらが相手に与えた情報と、相手から与えられた情報を整理し、それらを踏まえた上での行動が必要となります。S関係や火力など、細かい情報まで必死にメモを取ります。普段のレート戦とは異なるため、マッチ戦に合わせたパーティを作る必要があります。メガ2軸の構成であったり、電磁波やトリル、追い風など2つ以上のS操作を入れたりすることがマッチ戦のパーティの特徴です。
オフの規模としては対戦参加者が14人と少ないですが、現在全国ダブルの上位で頑張っている人や、ワシントンで行われるWCSのLCQを目指している人、前回のあいオフ優勝者などの実力者が参加していて非常レベルの高いオフであったと思います。
結果については予選3勝1敗の2位通過。各グループの2位同士で再び総当たりを行い、2勝0敗で決勝トーナメント進出。トーナメントは1回戦である準決勝で敗退。3位決定戦は行わなかったので、最終的な結果は同率3位でした。同じく3位の相手の方には予選で対戦し1-2で負けているので実質4位ですね。総試合数は16試合で、11勝5敗でした。
それではパーティの紹介です。
ガルーラ | ガルーラナイト | ギガインパクト | アームハンマー | 猫だまし | 守る | 肝っ玉→親子愛 |
ニンフィア | 精霊プレート | スピードスター | 電光石火 | 破壊光線 | 守る | フェアリースキン |
サザンドラ | ハバンの実 | 流星群 | 悪の波動 | 火炎放射 | 守る | 浮遊 |
ギルガルド | 拘りスカーフ | シャドーボール | 聖なる剣 | 目覚めるパワー氷 | 道連れ | バトルスイッチ |
水ロトム | オボンの実 | 10万ボルト | ハイドロポンプ | 鬼火 | 守る | 浮遊 |
ガブリアス | ラムの実 | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 守る | 鮫肌 |
パーティのコンセプトは全国ダブルで人気のガルーラニンフィアの並びをカロスダブルでも使ってみようというものでした。ニンフィアを使う際、参考にしたパーティがSHINEさんの「ギガはかいこうせん滅び」とヨッ★シー☆さんの「ニンフィアサザンドラ軸」です。超高火力で相手を縛り、一撃で倒していく戦い方は使っていて本当に気持ちがいいものでした。
さらに今回は新たなカロスの闇、最速スカーフギルガルドを使ってみました。ギルガルドのSはジャパンカップが近づくにつれてだんだんとラインが上がっていき、ジャパンカップでは最速で襷を持たせたギルガルドがカロスの闇として話題となりました。準速キリキザンを1だけ抜けるSと、ブレード状態でも強気に動かせる襷との相性の良さに誰もが感心したことと思います。
そのカロスの闇のさらに上を行くスカーフギルガルドは、上がり続けるギルガルドのSラインの最終地点として最もふさわしい型であると思います。今回のオフではこのギルガルドが非常に猛威を奮い、相手を次々と闇に落としていきました。ワイドガードに隠れて忘れがちな卵技である道連れとの相性も非常によかったと思います。みなさんこいつが道連れを覚えるってご存知でしたか?
以下、個別の紹介です。
特性:肝っ玉→親子愛
実数値:H201 A151 B101 - D101 S130 → H201 A184 B121 - D121 S140
努力値:H164 A180 B4 D4 S156
性格:意地っ張り
S:最速ドーブル(実数値139)抜き
今回のコンセプトであるギガインパクトは捨て身タックル以上の火力が瞬間的に出せることが素晴らしく、相手の調整を一気に崩すことが出来ます。しかし反動で1ターン動けないことが大きなデメリットです。そのため、使用の際は相手の積み技持ちに対して隙を見せない並びが重要です。そして命中率が90であることにも注意が必要です。
また、今回は猫だましと守るを両立したガルーラを採用してみました。同じ相手と数回対戦するマッチ戦だからこそ生かすことが出来る型であると思います。1試合目で猫だましと守るを両方見せないなど、マッチ戦独特の立ち回りも必要だと感じました。
ガルーラのSに関しては最速が安定であることは間違いないですが、Sを落としても最速ドーブル抜きの140は確保したいところです。しかし、誰もが思いつく140というラインはガルーラを始めとする100族やその付近の多くのポケモンが調整するラインでもあります。そのためSをもう少し振り、実数値で141や142まで振ることの重要性を強く感じました。特に、どちらのガルーラが先にアームハンマーを打つかで勝敗は大きく変わってくると思いました。
ニンフィア@精霊プレート
特性:フェアリースキン
実数値:H201 A73 B85 C176 D150 S83(A妥協個体)
努力値:H244 C236 S20
性格:控え目
スピードスター、電光石火、破壊光線、守る
C:11n調整
S:4振りバンギラス抜き
全国ダブルではハイパーボイスで暴れまくっているニンフィアですが、カロスダブルではハイパーボイスが使えないため火力に乏しく使用率はとても低いポケモンです。しかし、ニンフィアの1つの魅力である破壊光線は特性と持ち物で火力が底上げされ、とてつもない威力となります。
スピードスターは特性込みでマジカルシャインと威力がほとんど変わらず、必中であることがメリットですが、その効果が発揮される場面は濁流の命中ダウンと砂下の砂隠れガブリアス、小さくなるフワライドぐらいです。今の環境であれば火力のわずかに高いマジカルシャインで十分だと思います。ニンフィアでニョログドラを見ているのであれば、事故を確実に防ぐことが出来るスピードスターの採用となります。また、サーナイトとの差別化の1つである一致先制技の電光石火は、低火力であるスピードスターの火力を補うために必要です。
Sに関しては4振りのバンギラスを意識していますが、最近のバンギラスはSに振っている型が非常に多いためこの調整にあまり意味を感じません。追い風を使用するのであれば、追い風下でガブリアスを抜くことが出来る実数値85をお勧めします。
サザンドラ@ハバンの実
特性:浮遊
実数値:H175 - B111 C187 D119 S141
努力値:H60 B4 C196 D68 S180
性格:控え目
流星群、悪の波動、火炎放射、守る
H:16n-1調整
C:11n調整
HD:ハバン込みC特化キングドラの眼鏡流星群確定耐え
S:最速ドーブル(実数値139)抜き抜き
ニンフィアとギルガルドとの補完が抜群のポケモンです。パーティ全体で重たいギルガルドへの圧力であり、パーティ唯一の炎技持ちです。相手のドラゴンに縛られないハバンの実を持たせたサザンドラはボーマンダやガブリアスの前で安定して立ち回ることができます。
調整先は雨下でも強気に出せるようC特化キングドラの眼鏡流星群耐えですが、今回のオフではおそらくC特化であろうサザンドラの流星群が急所に当たりハバンを貫通して落ちてしまいました。雨パには一度も当たらず、ガブのドラクロやマンダの流星群を受ける機会もなかったため、この調整や持ち物が活躍する場面はありませんでした。
SはHとCをいい感じに振った余りを全て振ると141となります。ガルーラよりも1速いこのサザンドラのおかげで、バンギバレルの並びによる怒りの粉に対して、サザンドラでバレルを落とし、ガルーラでバンギラスを落とすという場面を作り出すことが出来ました。
ギルガルド@こだわりスカーフ
特性:バトルスイッチ
実数値:H136 A70 B166 C102 D153 S123(B妥協個体)
努力値:H4 C252 S252
性格:むじゃき
シャドーボール、聖なる剣、目覚めるパワー氷、道連れ
ジャパンカップでも話題となった最速ギルガルドを自分でも使ってみたい。だけど同じ型では面白くないし意外性もない。ならばスカーフを持たせようと思い採用しました。ニンフィアやサザンドラの交代先として後ろから投げることが多く襷との相性がいまいちであることから、後出しして上から縛ることができるスカーフギルガルドはこのパーティには非常に合っていたと思います。
今回のオフでは、ガブリアスやボーマンダを上からめざ氷で処理したり、シャドーボールでサーナイトに圧力をかけたり、道連れによって身代わりを張ったギルガルドとメガカメックスをカロスの闇に突き落としたりと非常に活躍しました。
道連れは岩雪崩との選択となります。岩雪崩の一番の仮想敵はリザードンYですが、現在のカロスダブルの環境にはリザYが少ないため採用価値は薄いと思います。
水ロトム@オボンの実
特性:浮遊
実数値:H157 - B148 C131 D146 S107
努力値:H252B164C44D44S4
性格:おだやか
10万ボルト、ハイドロポンプ、鬼火、守る
パーティの補完としての採用。なぜか今回のオフではKPトップでした。パーティ全体で重たいニョログドラとファイアローをしっかりと見ることが出来ます。今回は雨パと1度も当たらなかったため選出機会は少ないですが、選出した試合はしっかりと仕事をしてくれました。
努力値配分は何を仮想敵としていたか忘れましたwどこかのブログの配分をそのまま使用しています。耐久に厚く振り確実に1度は動けるロトムです。安心感があります。
ガブリアス@ラムの実
特性:鮫肌
実数値:H183 A182 B115 - D106 S169
努力値:A252D4S252
性格:ようき
ドラゴンクロー、地震、岩雪崩、守る
選出すれば何かと活躍してくれるカロスダブルの絶対的エース。このパーティでは貴重な岩雪崩持ちです。ラムの実はただ単にガルーラドーブル意識というだけでなく、鬼火やキノコの胞子に対して1ターン余裕を持って行動できる点や、ヘドロ爆弾や熱風に対して追加効果を気にせず後ろから安心して投げられる点に強さを感じています。
今回のオフで初めてマッチ戦を行いましたが、普段のレート戦とはまた違った考え方が必要であり、運だけでは決して勝てない実力勝負のルールであると思いました。接戦の試合では1時間近く対戦することもあり、集中力とメンタルの強さが必要です。3試合目はお腹が痛くなるほどの緊張感を味わうことが出来ます。それだけ勝った時の喜びは相当なものだし、負けたときは全力で落ち込みます。あまりこういったルールで対戦することはないため非常にいい経験となったと思います。
構築について質問や意見などがありましたら、このブログのコメント欄や、ツイッター(@Red_Grave_11 )に連絡をしてください。ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。
【カロスダブル】コジョリザX構築
こんにちは。コナタンと言います。
今回の記事よりしゅふぁさんが運営をしております、スマホアプリ「ブログまとめforポケモントレーナーズ」の方にも掲載していただけることとなりました。しゅふぁさんには大変感謝をしております。また、今後とも私のブログをよろしくお願いいたします。
さて、今回私は大阪府にあります港近隣センターで行われましたバトルロードグロリア「Last Chance Qualifier(L.C.Q)」に参戦してまいりました。Lグループ7人で総当たりを行い、結果は6戦6勝0敗と全勝でグループ1位通過をすることができました。残念ながら決勝トーナメント1回戦で敗けてしまいましたが、オフで初の予選突破、しかも118人規模の大きな大会でベスト32になれたことは大変うれしく思います。
また、このパーティは「POKEMON ASIA CUP SPRING 2014日本代表決定戦」でも使用し、4勝2敗で同率2位。直接対決の関係で決勝トーナメントには進めませんでしたが十分な結果を残せたと思います。レートではシーズン3スペシャルルールにおいて最高レート1801を達成。最高14連勝を記録しました。
以下にパーティを紹介します。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
コジョンド | 気合の襷 | 飛び膝蹴り | 岩雪崩 | ファストガード | 猫だまし | 精神力 |
リザードン | リザードナイトX | ドラゴンクロー | フレアドライブ | 竜の舞 | 守る | 猛火 |
キリキザン | 命の珠 | 辻斬り | アイアンヘッド | 不意打ち | 守る | 負けん気 |
ガブリアス | ラムの実 | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 守る | 鮫肌 |
サーナイト | オボンの実 | サイコキネシス | ムーンフォース | サイドチェンジ | 守る | テレパシー |
モロバレル | ゴツゴツメット | ギガドレイン | 怒りの粉 | キノコの胞子 | 守る | 胞子 |
パーティ構築のコンセプト
見た目は少し前に流行りましたコジョリザの形となっています。しかしこのリザードンはカロスダブルでは比較的珍しいXです。リザXと言いますと、先日行われた北陸オフ、そして日本一決定戦でれいさんが使っていたことが記憶に新しく、それがきっかけとなってかどうか分かりませんが、レート環境でわずかに使用率が上がってきているポケモンだと言えます。
このパーティのコンセプトは、見せあいにより相手にこちらのリザードンはYであると思い込ませることで、相手のコジョリザY対策による安易な行動を起点にリザXで竜舞を積んでいくパーティです。ここで言う安易な行動というのは初手両守るやガブの岩雪崩、リザ方向への10万ボルト、リザ守る読みのコジョ方向へのドラクロやブレバなどです。竜舞を積んだ後はコジョンドのファストガードで上からの打点をケアしながら高火力のドラクロとフレドラを通していきます。また、それだけではなく対面からマンダやガブ、シャンデラやヒートロトムなどに有効打があるリザードンとしても活躍することができます。
以下、個別紹介です。
コジョンド@気合の襷
特性:精神力
実数値:H141 A177 B80 - D80 S172
努力値:H4 A252 S252
性格:ようき
飛び膝蹴り 、岩雪崩、ファストガード、猫だまし
ガブリアスやリザードン、メガガルーラよりも早いSが特徴です。また猫だましとファストガードで横のリザードンの竜舞のサポートと先制技のケアを行います。格闘技は飛び膝蹴りを採用し、メガガルーラの他、ロトムやズキンなどへの打点としています。また、岩雪崩はファイアローやリザードンへの打点の他、ガブリアスの襷つぶし、ボーマンダをキリキザンの珠不意打ち圏内まで削るといった場面にも使用します。高いSからの岩雪崩により怯みも狙えます。
特性:猛火(硬い爪)
実数値:H154 A149 B98 - D105 S152 (H154 A200 B131 - D105 S152)
努力値:H4 A252 S252
性格:いじっぱり
ドラゴンクロー、フレアドライブ、竜の舞、守る
A1↓ドラゴンクローでH4振りボーマンダを91.2%~108.7%
(コジョンドのA1↓猫だましが10.5%~12.8%であるため確定で落とすことができる)
このパーティ1つ目の地雷要素、リザードンXの紹介です。基本は初手から竜舞を積み、上からガブリアスなどを縛りにいきます。配分はH4振りボーマンダをAが下がっていても猫だまし+ドラクロによって確定で落とすことができるA特化。威嚇込みでH振りのメガクチートを確定で落とすこともできます。Sは控え目スカーフサザンなども考えて準速でいいと思います。フレアドライブの反動で調整が崩れてしまうため、耐久調整にあまり意味を感じません。守るはスカーフボーマンダの流星群や、コジョンドが落ちた後の先制技による縛りの解除に有効です。
キリキザン@命の珠
特性:負けん気
実数値:H141 A194 B120 - D90 S122
努力値:H4 A252 S252
性格:いじっぱり
辻斬り、アイアンヘッド、不意打ち、守る
A:負けん気発動(A1↑)の珠不意打ちでH4振りボーマンダを確1
威嚇ポケモンの牽制と、珠不意打ちによる縛りによってリザXをサポートしていきます。負けん気込みの珠不意打ちでH4ボーマンダを確定で落とせるためA特化。準速バンギラスや耐久振りサーナイトの上からアイアンヘッドを打ちたいため準速としています。しかし、最近は準速キリキザンを意識してか最速のバンギラスが増えているため、上から珠大文字を受けることも多いと感じます。また、アイアンヘッドはマリルリやメガクチートの打点にもなっています。辻斬りはギルガルドやFCロトムへの打点として打つことができます。キリキザンを選出する試合ではコジョンドによってキリキザンの珠不意打ち圏内まで削るといった立ち回りが必要となってきます。
ガブリアス@ラムのみ
特性:鮫肌
実数値:H183 A182 B115 - D106 S169
努力値:A252 D4 S252
性格:ようき
ドラゴンクロー、地震、岩雪崩、守る
リザXやコジョンドが落ちた後のガブリアスやリザY、メガクチートやバンギラスに打点があるポケモンとして採用しています。火力が低いためこちらもキリキザンと同様、コジョンドによってガブリアスの攻撃圏内まで削るといった立ち回りが必要です。またラムを持たせているため相手のパーティにドーブルが見えたときには積極的に初手で出していきます。また、リザバナに対しても強くなりますがD4振りガブリアスではC特化フシギバナの珠めざ氷で確1、また岩雪崩でもリザYが落とせないことが多いため決して有利な対面とは言えません。
サーナイト@オボンのみ
特性:テレパシー
実数値:H175 - B89 C165 D145 S115
努力値:H252 B28 C36 D76 S116
性格:控え目
HB:A特化珠ファイアローのブレイブバード確定耐え、A特化珠ギルガルドの影うち確定耐え
S:準速バンギラス抜き抜き
このパーティ2つ目の地雷要素、サイドチェンジサーナイトの紹介です。サイドチェンジとは優先度+1、隣のポケモンと位置を入れ替えるという補助技です。この技の一番の強さは縛りの解除にあります。
例えば、ガブリアスに対するスカーフボーマンダの流星群やメガクチートの不意打ちをサーナイトで吸収し、上から縛られていたはずのガブリアスを動かすことができたり、サーナイトに対するギルガルドによる縛りを隣に攻撃技を受けてもらうことで解除することができたりします。
但し、優先度は+1であるため、Sの負けているガルーラの不意打ちやファイアローのブレイブバードはサイドチェンジよりも先に入ってしまいます。しかし、これは逆にガルーラのサーナイト方向への不意打ちを透かした後、サイドチェンジをするといったことが可能となります。
このパーティではリザXとガブがスカーフボーマンダに縛られているためサイドチェンジサーナイトによるサポートと非常に相性がよく、またテレパシーにより地震も気にせずに打つことができます。
フェアリー技はボーマンダを一撃で落とせるムーンフォースを採用しています。基本的にオボンサーナイトにはマジカルシャインではなくムーンフォースのほうが良いと感じています。サイコキネシスはメガフシギバナとモロバレルへの打点の他、ファイアローなどの炎タイプに対しても打つことができます。
特性:胞子
実数値:H221 - B124 C105 D100 S60
努力値:H252 B180 S76
性格:ずぶとい
ギガドレイン、怒りの粉、きのこの胞子、守る
S:最遅バンギラス(実数値59)抜き
コジョリザXでは相手にしづらいマリルリを意識しての採用。またメガクチートやメガガルーラに対しても怒りの粉で物理技をしっかり受けてゴツメダメージと胞子による異常状態を狙いに行きます。また、相手のトリル展開を牽制できることや、怒りの粉、キノコの胞子によるサポートでリザXの行動回数を増やすことができます。Sは最遅バンギラス抜きまで振ることで、最遅の50族やギルガルドを非トリル下で抜いて上からキノコの胞子を打ちたいと思っていましたが、そのような場面がほとんどないため素直にトリルメタののんき最遅でよさそうです。
リザX入りのパーティとしては比較的スタンダードなパーティであると思います。2014年3月19日9:00現在、リザXのスペシャルレートでの使用率は8.7%です。まだまだマイナーなメガ進化の1つですね…。バトルロードグロリア「日本一決定戦」で準優勝したれいさんの構築や、このブログで紹介した構築をきっかけにリザX入りのパーティの考察がもっと進んでくれるとうれしいです。
質問などがありましたらコメント欄、もしくはツイッターにて連絡を下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼します。
【全国ダブル】晴れ追い風スイッチXD
みなさんお久しぶりです。久しぶりのブログ更新となります。今回はシーズン2のダブルレートで使用したパーティの紹介をしたいと思います。よろしくお願いします。
シーズン2ダブルにおいて最高レート1951まで上げることが出来ました。去年ポケモンXDを購入し、必死に厳選をした「手助け」を覚えたトゲキッスとサマヨールが使いたいと思い組んだ構築です。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
リザードン | リザードナイトY | 熱風 | オーバーヒート | ソーラービーム | 守る | サンパワー |
フシギバナ | 命の珠 | リーフストーム | 目覚めるパワー(氷) | 眠り粉 | 守る | 葉緑素 |
トゲキッス | オボンの実 | エアスラッシュ | この指とまれ | 手助け | 追い風 | 天の恵み |
ガルーラ | ガルーラナイト | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 猫だまし | 肝っ玉 |
サマヨール | 進化の輝石 | ナイトヘッド | 日本晴れ | 手助け | トリックルーム | プレッシャー |
ヒードラン | 火の玉プレート | 熱風 | オーバーヒート | 大地の力 | 守る | 貰い火 |
パーティ構築の経緯
XD産のポケモンを使ってパーティを組みたい!ということで、トゲキッスの隣としてメジャーなガルーラと、折角の手助けサマヨールということでヒードラン。この4体はすんなりと決まったのですが、残りの2体がなかなか決まらず、天候変化も欲しいということでバンギランドを入れていた時期もありました。しかし、水の一貫性がつらくてどうにも納得のいくパーティができず悩んでいました。そんな時に、ニコ生でダブルの突発大会があり、とりあえずで入れてみたリザバナがいい仕事をしてくれて、その大会で準優勝することができました。環境に炎の一貫性の可能性を感じたのでレートでも回してみることにしました。
今回使用したリザードンとフシギバナは前回紹介した「リザエレザ構築」の個体と同じです。努力値配分は変わりませんが、このパーティでの役割や動かし方を新たに書きたいと思います。
以下、個別の紹介です。
特性:サンパワー(日照り)
実数値:H169 - B106 C165 D106 S140 (H169 - B106 C220 D136 S140)
努力値:H124 B60 C164 S156
性格:控え目
熱風 、オーバーヒート、ソーラービーム、守る
HB:A182(無補正A252)ガブリアスのダブル岩雪崩を最大乱数以外耐え
S:最速ドーブル抜き
Sの実数値に変わりはありませんが、調整先として以前の準速水ロトム抜き抜きという書き方から最速ドーブル抜きという書き方に変更しました。全国ダブルはカロスダブルと異なり雨パや砂パが多く、晴れを維持することが難しいためソラビは使いづらいように感じました。全国ダブルでも晴れ熱風の火力は高く、天候が維持できればフシギバナの眠り粉によって熱風の行動回数を増やしながら戦うことができます。
フシギバナ@命の珠
特性:葉緑素
実数値:H159 - B105 C167 D120 S127
努力値:H28 B16 C252 S212(B30個体)
性格:控え目
リーフストーム、めざめるパワー氷、眠り粉、守る
H:10n-1調整
S:晴れ及び追い風時、最速スカーフガブリアス抜き
現在ランドロスはスカーフが多いため、晴れ下で先手を取りめざ氷を打つことができます。パーティの欠陥を催眠技で補っているために、カロスダブルと比べて眠り粉を打つ機会が多いと感じました。命中も考慮すると安定した立ち回りとは言えませんね…。また、ボルトロスは眠り粉を嫌がり挑発から入って来ることが多くめざ氷が刺さります。草技は珠リフストの瞬間的な高火力が欲しい場面がよくあります。相変わらず数の多い水ロトムやニョロトノ、全国ダブルではよく見かけるトリトドンなどに対して1発で持っていける火力は心強いです。ヒードランとのタテの相性が良いので、Cダウン後の交代先やスイッチしやすいこともポイントです。
トゲキッス@オボンの実
特性:天の恵み
実数値:厳選個体のため非公開
努力値:厳選個体のため非公開
性格:図太い
手助けキッスを使うならこの技構成しかないと思っています。BWのころはガブリアスやドリュウズなど火力アップアイテムを持たせた地面タイプが相方として挙げられていましたが、ここでは、XY発売初期からトゲキッスの相方として使用者も多かったメガガルーラを使います。手助けトゲキはこの指とまれでしかサポートができなかったトゲキッスガルーラの並びをさらに強化する形となっています。
初手で猫だましと追い風を張ることにより、片方を先制のエアスラで怯ませアドを取りながら、メガガルーラの高火力技で押していくことができます。威嚇などで下がったAはこの指グロウパンチや手助けにより補強ができます。また、追い風ターンを守るで削ってくる相手に対してはグロウパンチを味方のトゲキッスに打つことで火力アップを図れます。特に、追い風最終ターンには相手が両守るをしてくる場合が多く、味方へのグロウパンチが非常に有効でした。
特性:肝っ玉(親子愛)
実数値:H181 A147 B100 - D100 S156
努力値:H4 A252 S252
性格:陽気
恩返し、グロウパンチ、不意打ち、猫だまし
猫だまし+高火力一致技+積み技+先制技と何とも贅沢なポケモンです。トゲキッスを隣に従えて場を制していきます。動かし方は前述のとおりです。追い風によりメガゲンガーにも上を取ることができるため噛み砕くを入れてみたり、より突破力を求めるならば捨て身タックルを入れてみてもいいかもしれません。しかし、トゲキッスガルーラの並びで場にできるだけ長く残ってほしいので恩返しを採用しています。電磁波や鬼火に対してはトゲキッスのこの指で守りつつ、メガガルーラで処理をしていきます。裏のサマヨールでスイッチをしたいので、挑発をもっているボルトロスはできるだけ早く処理しておきたいです。
今回使用したメガガルーラはASぶっぱの個体でしたが、トゲキッスで追い風をすることが前提であるならば、性格を意地っ張りに、Sを最速ドーブル抜きまでにおさえて、耐久調整をしてもいいかもしれません。
サマヨール@進化の輝石
特性:プレッシャー
実数値:厳選個体のため非公開
努力値:厳選個体のため非公開
性格:のんき
ヒードランの相方として優秀なクレセリアと同様の働きができて、ヒードランよりもSが低く、ナイトヘッドや鬼火、痛み分けなどクレセリアが覚えない技も多く使用することができます。なにより手助けを覚えるゴーストタイプということで、手助け大爆発との相性も良く、技構成次第で様々なアタッカーのサポートができるポケモンだと思います。
今回はヒードランのサポートとして日本晴れを採用しています。3体目に裏から出して、トリックルームを張ったターンにヒードランを死に出しできれば理想的な展開です。このヒードランは噴火を覚えていないため、後出しから多少のダメージが入っても問題はありません。日本晴れと手助けによりヒードランをサポートし、高火力熱風を通していきます。
このサマヨールの最大の弱点はメガガルーラに何もできないことです。また、鬼火を入れていないことから、炎技の通りにくいバンギラスやガブリアスに対してもサポートができないという欠点があります。
ヒードラン@火の玉プレート
特性:もらい火
実数値:H191 - B134 C200 D126 S73
努力値:H196 B60 C252
性格:冷静
ボール:モンスターボール
性別:♂
熱風、オーバーヒート、大地の力、守る
H:16n-1調整
冷静最遅モンボ通常色♂というこだわりのヒードランですが、ここまで似せても噴火は覚えてくれません。仕方がなくオバヒを採用しています。どうせ偽装なら隣が手助けサマヨールということもあり手助けジュエル大爆発でもしようかと思いましたが、大地の力を容易に消せる状況ではないため、教え技が復活するまでは見送りとなりそうです。試験的にオバヒを消して大爆発を入れてみても面白いかもしれません。
←大地の力はレベル技ですので、思い出すことができます。
持ち物は熱風とオバヒの火力を安定してあげることができる火の玉プレートがよさそうです。噴火を使用しないなら珠でもいいですが、このパーティではフシギバナに珠を持たせているため、採用は見送りました。
以上で個別の紹介を終わります。このパーティはなによりも個体の確保が課題であると思います。最近になって乱数調整ができるようになり、再び注目を集めているポケモンXDですが、厳選や乱数ができる環境が整っている人はまだまだ少ないと思います。XDでは今回紹介した手助けを覚えたトゲキッス、サマヨールのほかにも、この指とまれを覚えたブーバー、エレブー、バリヤードや、手助けを覚えたベトベトンやサイドン。また、歌うを覚えたガラガラなど、XYの全国ダブルの環境で活躍できそうなポケモンがたくさんいると思っています。みなさんもぜひXD厳選、XD乱数に挑戦してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼します。
【カロスダブル】リザエレザ構築【晴れパ】
ご覧いただきありがとうございます。コナタンといいます。ブログを始めてみました。今回はスペシャルレートシーズン2のカロスダブルにおいて最高レート1894まで到達したパーティの紹介をします。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
コジョンド | 気合の襷 | 飛び膝蹴り | 岩雪崩 | ファストガード | 猫だまし | 精神力 |
リザードン | リザードナイトY | 熱風 | オーバーヒート | ソーラービーム | 守る | サンパワー |
エレザード | 拘りスカーフ | 10万ボルト | 目覚めるパワー(氷) | 破壊光線 | 悪の波動 | サンパワー |
フシギバナ | 命の珠 | リーフストーム | 目覚めるパワー(氷) | 眠り粉 | 守る | 葉緑素 |
ギルガルド | 食べ残し | シャドーボール | ラスターカノン | キングシールド | 身代わり | バトルスイッチ |
ガブリアス | 拘り鉢巻 | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 逆鱗 | 鮫肌 |
スカーフボーマンダやガブリアスの流行を受けて100族以上でスカーフを持ち、ボーマンダやガブリアスを一撃で落とせるポケモン。かつ、A特化鉢巻ファイアローに縛られないポケモンとして注目したのが今回の主役であるエレザードです。
エレザードは特性サンパワーからの10万ボルトや目覚めるパワー氷、ボルトチェンジ、破壊光線のほか、悪の波動、気合玉、草結びなど技範囲が広く、サンパワーで火力を、スカーフで素早さを補うことで上から一撃で相手を落としに行きます。
晴れ要員にはメガリザードンYを採用し、エレザードと初手で並べることでメガ進化から晴れ状態となりサンパワーが発動。リザードンの炎技と合わせて初手から高火力技で攻めていきます。
以下、単体の紹介です。
コジョンド@気合の襷
特性:精神力
実数値:H141 A177 B80 - D80 S172
努力値:H4 A252 S252
性格:陽気
飛び膝蹴り、岩雪崩、ファストガード、猫だまし
サポート要員。ファイアローガルーラやガルーラドーブルの並びを見るために採用。ガルーラドーブル対策としては不十分です。ラムカゴの無いパーティはどうしてもドーブルが辛くなりがちです。択ゲーで勝つか、ダクホが外れるかの勝ち筋では現実的な対策とは言えないです。飛び膝蹴りは守るの所持率が低いガルーラを一撃で落としに行きます。ただし、裏のギルガルドには注意が必要です。ガルーラに対するけたぐりの威力が上がりましたが、一撃で落とせることは少なく、水ロトムなどへの打点も考え飛び膝蹴りを採用しています。ファイアローガルーラを見るためにファストガードを入れていますが、コジョリザYの並びも考えると、ワイドガードでもいいと思います。
特性:サンパワー(日照り)
実数値:H169 - B106 C165 D106 S140 (H169 - B106 C220 D136 S140)
努力値:H124 B60 C164 S156
性格:控え目
熱風 、オーバーヒート、ソーラービーム、守る
晴れ要員であり晴れアタッカーでもあるこのパーティのメガ枠。主に水ロトムを意識した調整となっています。CはH252ロトムをソラビで確1、Sは準速水ロトム抜きとなっています。HBは持ち物なしガブリアスのダブル岩雪崩を確定(→最大乱数以外)で耐える調整で、エレザードやフシギバナのめざ氷で落とせなかった襷やヤチェ持ちのガブリアスに対しても一度は動ける調整となっています。この耐久はファイアローのA特化鉢巻ファイアローのブレイブバード耐えの調整でもあります。
エレザード@こだわりスカーフ
特性:サンパワー
実数値:H143 - B73 C177 D114 S155
性格:控え目
10万ボルト、目覚めるパワー氷、破壊光線、悪の波動
パーティの主役である晴れアタッカー。C特化サンパワー悪の波動でメガゲンガーが確1であるため控え目での採用。ボーマンダは控え目スカーフが多いため上からめざ氷を打つことができますが、仮に最速スカーフでもDはそこそこ高いため流星群程度では落ちません。逆にB方面は柔らかく、メガガルーラやメガクチートの不意打ちで一撃なので注意が必要です。破壊光線はリザエレザの並びで突破が難しいサザンドラやメガライボルト、ヒートロトムなどに打っていきます。
最近はマンダにストーンエッジの採用が増えてきたため、臆病最速のほうが隣のリザYがより動きやすくなると思います。その場合はゲンガー対策を切り、悪の波動の代わりにファイアローやコジョンドに打ち逃げできるボルトチェンジを入れた方がいいと思います。
フシギバナ@命の珠
特性:葉緑素
実数値:H159 - B105 C167 D120 S127
努力値:H28 B16 C252 S212(B30個体)
性格:控え目
リーフストーム、めざめるパワー氷、眠り粉、守る
晴れアタッカー。ギガドレインでは耐久の高いニョロトノ、水ロトム、バンギラスを一撃で落とせないため、C特化で珠を持たせ、リフストを採用しています。また、リザバナの並びでもドラゴンを見れるようめざ氷を入れ、Sを最速スカーフガブリアス抜きに調整しています。眠り粉はリフストを打った後でも役割が持てるよう採用。高速眠り粉でリザードンの行動回数を増やします。基本的にはアタッカーなので、眠り粉を積極的に使う場面はあまり多くはありません。
ギルガルド@食べ残し
特性:バトルスイッチ
実数値:H167 - B171 C111 D170 S59
努力値:H252 B4 C244 S8(S0個体)
性格:冷静
晴れアタッカーが打ち逃げ技主体であるため、交換先に縦の相性を意識した鋼枠として採用。また、トリパのアタッカーに強いこと。ナットレイ、モロバレル、クチートとのタイマンに勝てること、さらにガルーラ、コジョンド、サーナイトにも強く、後出しから比較的容易に後攻身代わりを張ることができます。技構成はテンプレですが、Sを最遅+1にすることで、相手の最遅ギルガルドに確実に先制することができます。最近はクチート、マリルリ、ギルガルドにも先手を取られることが多く、控え目で少しSに振った型のほうが使いやすいと思います。ギルガルドは扱いが難しいポケモンですが、読み勝てば勝てるチャンスのあるポケモンでもあります。時にはアタック(→ブレード)フォルムでも突っ張る勇気がないとダブルでの活躍は見込めないと思っています。
ガブリアス@こだわり鉢巻
特性:鮫肌
実数値:H199 A156 B126 - D106 S169
努力値:H124 A44 B84 D4 S252
性格:陽気
ドラゴンクロー、地震、岩雪崩、逆鱗
あるえさんという方が考えた、耐久調整をした鉢巻ガブリアスです。リザバナとの縦の相性がよく、裏から繰り出すことが多いため耐久調整をしたガブリアスは本当に使いやすいです。基本的には地震か岩雪崩の一貫性を作れるよう立ち回り、死に出しから展開していきます。逆鱗はガルーラ水ロトムのような並びに強く、瞬間的に火力がほしいときには便利な技です。
このガブリアスの強さは何より対ガブリアス性能の高さです。珠ガブリアスのドラクロ耐えから、相手のガブリアスをドラクロで一撃で落とすことができます。また、一発耐えることが分かっているため同速勝負の勝ち負けを恐れず動かせるというところが魅力です。
最後までお読みいただきありがとうございます。超高耐久のポケモンやトリパが少ないカロスダブルの環境において、Sの高さと処理速度の速さを追求した超攻撃的なパーティはすごく刺さっていたと思います。
何よりエレザ―ドというマイナーポケモン(?)を使って、オリジナルなパーティを組み、ある程度の結果を出せたことが本当にうれしかったです。皆さんもぜひエレザード入りの構築を考えてみてください。
誤字脱字や訂正、質問などがあれば連絡をお願いします。それでは失礼します。
追記1(2/3)
リザードンへのガブリアスのダブル岩雪崩:×確定→○最大乱数以外耐え
ギルガルド:×アタックフォルム→○ブレードフォルム