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ポケモンバトルについて語りたいことを語ります。よろしければお付き合いください。

【シングル】ハロウィンパーティー使用構築【公式大会】

 久しぶりのブログ更新です。今回はハロウィンパーティーで使用した構築の紹介です。フェアリーガーデンと同様、今回も私の構築案をカラメルさん(@mugicha_hojicha)に渡し、私のメインロムとサブロム、カラメルさんのメインロム合計3ロムで大会に挑みました。

 

まずは、それぞれの最終レートと順位を乗せておきます。

 

  コナタン:メイン:24勝6敗(最終レート1740:マスター43位)

       サブ: 25勝5敗(最終レート1769:マスター16位)

  カラメル:メイン:22勝7敗(最終レート1706:マスター110位)

 

以下に使用したパーティの紹介をします。

 

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 基本選出はヤミラミ先発のパンプジンミカルゲ。相手にミカルゲがいなければミカルゲの枠をギルガルドに変えることもありました。シャンデラとゲンガーの選出回数は0回でした。

 

 以下に単体の紹介をします。今回は選出回数が0回であったゲンガーとシャンデラの紹介を省き、ヤミラミミカルゲパンプジンギルガルドの4体の紹介となります。

 

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ヤミラミ@気合の襷

特性:悪戯心

陽気:A148B108S252

技:はたき落す、影打ち、鬼火、挑発

 

A:H振りシャンデラを叩き落とす+影打ちで確定

S:同族意識の最速

 

 相手の先発ヤミラミを比較的安全に対処するためには、こちらもヤミラミを先発で出す必要があると考えました。ミラーに強い最速、挑発持ちでの採用です。また、先発で多い襷ゲンガーやメガゲンガーシャンデラへの対策として、はたき落すと影打ちで安全に処理ができるよう襷を持たせました。HP1のヤミラミに対してゲンガーが不意打ちを打ってきたケースは大会中1度だけでした。

 Bに努力値を回している理由はヤミラミミカルゲのイカサマへの意識です。A108 B148振りだとイカサマのダメージが確3になりますが、H振りのシャンデラを叩き落とすと影うちで確実に落とすためAに148振る必要がありました。

 鬼火は初手で守るメガジュペッタに対し金縛りや挑発を誘うことができる他、後に紹介する封印ミカルゲと合わせて相手のミカルゲを起点にしたり、挑発と合わせてギルガルド後出しから弱点保険を発動させたりすることを想定して採用しました。

 

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ミカルゲ@命の珠

特性:すり抜け

控え目:H220C252S36

技:悪の波動、瞑想、眠る、封印

 

C:C1↑珠悪の波動でH振りギルガルドを高乱1、H振りパンプジン、H振りメガジュペッタを悪の波動で確1

S:最遅ギルガルド抜かれ調整のS12振りミカルゲ+3

 

 このルールでは何をしても強いミカルゲ。特に瞑想を積み、眠カゴで回復する型が非常に強力です。その対策として採用した技が封印です。そのため最遅ギルガルド抜かれ調整である12振りを捨ててミラーで確実に先手が取れるよう36まで振っています。瞑想眠カゴの型でないミカルゲに対しても、ヤミラミの鬼火と合わせてこちらの瞑想の起点にすることが出来ます。

 瞑想型でありながらC特化で珠を持たせた理由は、H振りのシールドギルガルドを意識しての採用です。C1↑珠悪の波動により弱点保険を発動させずに高乱数で落とすことが出来ます。また、H振りパンプジン、H振りメガジュペッタへの悪の波動の確定数が変わること、H振りのみのヤミラミに悪の波動が7割以上入るため再生が間に合わないことも強みです。

 眠るは相手のミカルゲの回復ソースを封じる目的で採用した他、瞑想を積んでしまえばこちらに回復ソースがあるだけで詰んでしまう相手も多く、素眠りでも非常に強力な技でした。また、レート上位でよく見かけたタラプの実と瞑想で特殊を起点にするヤミラミに対しても攻撃技が悪の波動のみであれば封印と眠るにより完封することができます。

 

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パンプジン@カシブの実

特性:お見通し

意地っ張り:H36A220S252

技:ゴーストダイブ、影打ち、毒毒、守る

 

H:臆病CSメガゲンガーシャドーボール+不意打ちを最大乱数以外耐え

 

 絶対選出であるためミラーは避けられない他、その他の相手に対しても広く対策が取れる型である必要がありました。そのため、ゲンガー対面で勝つことができるカシブの実を採用。Hに36振ることで臆病CSメガゲンガーシャドーボール+不意打ちまで耐える調整となっています。

 準速にする強みは、相手のヤミラミの上から影打ちが打てること。ギルガルドに先制でゴーストダイブや影打ちが打てること。また、相手のパンプジンメガジュペッタに対してゴーストダイブを見てからゴーストダイブが打てることだと思います。いずれも相手が最速であれば抜かれてしまいますが、今大会ではS振りが活きた場面が多いと感じました。準速であれば十分と思いましたが、大会では一度だけ最速パンプジンに当たりミラー勝負に負けました。

 毒毒はパンプジンミラーの際に鬼火よりも処理速度が速いこと、再生ヤミラミミカルゲへの有効打として鬼火と差別化することが出来ます。また、守るとゴーストダイブとの相性も非常に良いです。また、守るはパンプジンミラーで1度相手の動きを見るということを意識して採用しました。鬼火であればより遂行速度が速い毒毒。もしくは先制ゴーストダイブで鬼火を1度避けることが出来ます。ゴーストダイブであれば次のターンにこちらが先手でゴーストダイブをすることが出来ます。また拘りシャンデラや、ヤミラミ対面での相手の動きを見ることで、より柔軟な対応が可能となりました。

 

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ギルガルド@弱点保険

特性:バトルスイッチ

無邪気:H108 A84 C64 S252(C30の妥協個体)

技:シャドーボール、影打ち、身代わり、キングシールド

 

A:H振りメガジュペッタをA2↑影打ちで確1

C:C2↑シャドボでH振りヤミラミ確1、H振りギルガルド確1、無振りパンプジンをカシブの実込みで確1

S:同族意識の最速、最速ヤミラミ、無振りメガジュペッタも意識

 

 一致抜群を1発耐えるため、弱点保険と非常に相性が良いポケモン。初手ヤミラミの挑発でゴースト・悪タイプの攻撃技を誘い、受け出しからの展開を作ります。多くの相手を見るために最速とし、相手を想定してAとCに努力値を振り分けました。身代わりはパンプジンゴーストダイブを確実に受けられること、またギルガルドミラーで強気に立ち回ることが出来ます。

 弱点保険が発動すれば絶対的エースになる一方、この型のギルガルドでは相手のミカルゲに勝つことが出来ません。そのため選出の段階で相手にミカルゲがいたらギルガルドの選出は控えていました。当然、大会ではミカルゲ入りのパーティが多く必然的に選出回数はミカルゲより少なくなりました。

 

 XY環境最後の公式大会を過去最高レート、最高順位で終われたことに満足しています。ORASでもWCSを始め、多くの変則ルールによるWi-fi大会が開かれることを期待しています。ご意見やご質問はコメント欄か、私のツイッター(@Red_Grave_11)までお願いします。それでは失礼します。